第15話 レイの届かない声と想い。💥🗞️😱
本記事は、原作者の許可を得て、noteへ掲載しているものです。無断転載ではありません。
原作:ファソー・スピネル
著者:神室海夜
※2026年5月26日時点の原作掲載本文をもとにしています。
レイが布切れに覗き込む。
レイ:次に近いところは、
このリピンと書かれた島じゃな。
みこと:よし、次目指すのは、
リピン島だ!!
長老:おまえさん、どうやって
行くつもりじゃ?
みこと:ここまできた小舟がある!(きっぱり)
長老:それでは心もとないじゃろう。
ロタばあの所に、
わしの船が隠してある。
使うがええ。
みこと:本当か!
何から何まで、あんがとな!(笑)
長老:また戻ってくるんじゃよ。
村の者も、みことさんが大好きじゃ。
みこと:分かった!
神の力を手に入れたら、
また戻ってくる!
その時は、もっと大きな魚を
食べさせてやるからな!(笑)
長老:ふぉふぉふぉ(笑)
楽しみにしとる。
みこと:よーし!
ロタばあの所に行ってくる。
マイテ、案内してくれ!
マイテ:はーい!!( ゚д゚ )彡
みこととマイテは、村を出た。
布切れだけ、手に持って…。
レイ:おいっ!みこと!
みこととマイテは、既に居なかった。
レイ:……あいつ!(怒)
わしを置いてきおった…!
長老:ふぉふぉふぉ(笑)
おぬしもやる事があるんじゃろ。
レイ:……あ"〜〜、なんか、
しゃくじゃわい!!
レイは、プンプンと怒りながら、
部屋から、出ていった。
一方、みこと達。
みこと:サーモン♪ ボアは、いないかなー♪
マイテ:いないかなー♪
呑気に歌を歌いながら、
ロタばあの所に、向かっていた。
日も暮れてきた。
マイテ:そろそろ寝床を作らなきゃだよ?
みこと:寝床?
マイテ:うん。そろそろ暗いし、
夜道は、道も見えづらいから危険だよ!
みこと:………。
マイテ:………。
みこと:……どうやってつくるんだ?
マイテ:!!? え"ーー!?
みこと、作れないのー!?
みこと:つくれん! (きっぱり)
テト村では、誰でも寝床は、
作れた。マイテを除いては。
だから、マイテにとって、
みことが寝床を作れるものだと思っていた。
マイテ:レイーーー!(泣)
もちろん、レイがついてきていなかった。
自分達がレイを置いてきたのだ。
というより、連れていく考えになる前に、
飛び出してきてしまったのだ。
マイテ:うまく、つくれないよ~!(泣)
マイテは、見よう見真似で、
寝床を作った。
なんとも、まぁ、不格好な寝床だ。
みことは、マイテの作った寝床に飛び乗った。
みこと:ははははは。いいな。これ!
マイテ:それ、わたしの寝床ー!
みこと:いいじゃん、気にすんなって!
寝やすそうだぞ!(笑)
マイテ:えっ!? そう……?(о´∀`о)
マイテは、少し嬉しそうだった。
ということで、
マイテは、もう一つ、
寝床をせっせと作った。
マイテ:出来たー!(汗)
一つ目の寝床よりは、ましに作れた。
みこと:おっ。そっちの方がいいな!(笑)
マイテ:こっちは、わたしのだもん!
マイテは今作った寝床をとられまいと、
威嚇した。
寝床は不格好だったが、2人とも、
よく寝むれた。
朝がきて、みこととマイテは、
ロタばあの家に向かった。
夕方になり、ロタばあの家についた。
いつも通り、ロタばあは、家の前に
いた。
ロタばあは、みことに深々と
頭を下げていた。
マイテ:ロタばあ、ついたよー。
ロタばあ:よく来たの。
そして、あなたさま、
テト村をお救い頂き、
誠にありがとうごじゃいますにゃ。
みこと:お……おう(汗)
マイテ:みことっていうの。
ロタばあは、どうせ
知ってるんでしょう?
ロタばあ:そうじゃな。
そう言って、ロタばあは、マイテに向かって
微笑んだ。
ロタばあ:さぁ、みこと様も部屋にお入り。
みこと:いますぐ、船が見たい!
ロタばあ:もうすぐ、夜も更ける。
船は、明日案内するぞい。
みこと:分かった。
今、みことに船を見せる訳にはいかない。
何故なら、ロタばあには、
視(み)えているからだった。
みこととマイテは、ロタばあお手製の
小魚のスープを頂く。
みこと:このスープも、うっめ〜な!
おかわり!
ロタばあ:ふぉふぉふぉ(笑)
小魚のスープを満喫した、その後
みこととマイテは、ふかふかのベッドで寝た。
朝を迎え、
みこととマイテは、ロタばあに案内され、
海に、面した洞窟にたどり着いた。
ロタばあ:これが船じゃよ。
みこと:うおっ!?
でけぇー!
マイテ:すごーい!
大きさは、50人ぐらい乗れる船だろうか、
小舟とは、比較に出来ない船であり、
なにやら、普通の船とは違い、
船の底面がボウルのように、
丸くなっていた。
船の帆には、 ガラヒ と大きく書かれていた
船に乗り込み、
ロタばあが 浜に船をよせながら、
みことに操縦の仕方を教える。
みこと:なんとなく、分かった!
ロタばあ、ありがとう。
それじゃあ、行ってくる。
ロタばあ:それでは、気をつけるんじゃよ。
みこと様。
ロタばあは、船を降り、
浜から、船を見送った。
船は、浜から離れ、
リピン島へ向かう!
『みことーーー!!!!』
浜の方から声が聞こえた!
レイが浜に走りながら、
やってきた!!
その後ろから、テト村全員(長老を除いて) 、
走ってやってきた!
ロタばあは、村人達を微笑みながら、
見ていた。
レイ:待てーーー!
みことは、レイに気付き、
手を振った!!
レイ:1回、もどれーー!バカーー!
みことにレイの声は、はっきりと届いていない。
みこと:達者でなーー!
みことは、笑顔で大きく手を振った!
村人達:みことさまーー!!
ありがとーーー!!
村人は大きく手を振る。
村人全員の声は、何を伝えたいか、
みことに届いた!
みこと:また、くるからなー!!!
またなーー!!
みことは、大きく手を振り続けている。
レイ:一度、もどれーーー!!
レイの大声は、むなしく、
船は、浜から沖へ離れていった…。
…………
………
………
………
………
………
ぷちっ!(怒)
レイ:ハイツ!貸すのじゃ!
レイは、ハイツから、何かをぶん取った!
一方、
気分よく、出航した みこと。
みこと:(本当、テト村のみんなは、
いい奴だったな(笑)
ファソースピネルを見つけた後、
早くまたみんなに会いたいな)
マイテ:船って、意外に揺れるのね。
みこと:うーんぱ!!?
みことは、驚きのあまり、よく分からない叫び声をあげた!
マイテ:にゃはははは(笑)
驚いた(笑) なに? うーんぱって?
みこと:どうして、ここに!!?
マイテ:それは、そこにいたからにゃよ。
みこと:戻らないと。
マイテ:戻らなくていいにゃ。
わたしも一緒に行くにゃ。
ビビッときたからの!
みこと:……お荷物…(ぼそっ)
マイテ:!!?
マイテは、そこら辺にあったモップを
みことに投げつけた!
ガンッ!
みこと:いてっ。
ぐぅ~
みことの腹がなった。
みこと:朝から何も食べてないなぁ〜
マイテ:お腹、空いたにゃ〜
みこと:船の中に、食べ物があるか、
見てくる!
数分後、みことは、血相を変えて戻ってきた。
マイテ:なにか、食べ物あったかにゃ〜
みことの顔は青ざめてる……
両手には、錆びて、ボロボロになった
猫缶が2つ。
マイテ:ひぃ!!?
みこと:………
マイテ:………
みこととマイテは、数秒見つめ合った。
マイテ:………それ、もしかして食うのかにゃ…?
みことは、無言で頷いた…。
猫缶からは、何やら嗅いだことのない匂いが
プンプンしてる。
そして、みことは、無言で、
もう一つの猫缶をマイテに差し出した。
マイテ:ひぃ!!?
おそるおそる猫缶を受け取ろうとするマイテ。
腹を決めた みこと。
同じく 腹を決めようとする マイテ。
2人は、不安と空腹で同じ気持ちとなった。
マイテがおそるおそる猫缶に
手をかけた時、
『フアンガニア!!!』
『マイテに、
何を食わせようとしてんじゃーーい!!!』
空中から、レイが現れ、
みことの頭を激しく引っ張ったく!!!
みことの大事な猫缶2つは、
海に放りだされ、落ちた。
ポチャポチャン!
✴️海に落ちた猫缶2つは、この後、チョウキョダイウオが美味しく頂きました。
みこと:おれの食料…… _| ̄|○
レイ:はぁはぁはぁ……( ´Д`)=3
レイは、きっ! と みことを睨んだ!!
そして、レイは、みことに近寄った。
レイ:ほれ!!
大きめな荷物をみことに差し出した!
みことは、荷物を開けると、
中には、
チョウキョダイウオの干物と
最中が ギッシリと詰まっていた!
みこと:おぉぉぉー!!!
マイテ:わぁぁぁーー!!!
2人は歓喜の声をあげた!
みこと:レイ、ありがとな(笑)
アニガハ島へ一旦船を引き返すな。
レイ:引き返さなくていい。
レイは、腕を組みながら、みことの方は向かず、
リピン島を見つめながら言った。
みこと:なんでだ?
レイ:………みなまで言わすな!
みこと:帰れなくなるぞ。
レイ:そのうち、帰れるんじゃろ?
みこと:………?
レイ:あ"〜〜、なんか、しゃくじゃが!!
わしの夢のためじゃ!
みこと:………?
レイ:みことは、わしの神と言ったじゃろ?
わしの夢は、
いつか仕える主君のために、
忍術を磨き、鍛練し、
主君をお守りする事じゃ。
それが猫人としての使命であり、
祖先が成す事が
出来なかった積年の想いじゃ。
だから、ついていく。
そして、みこと。
おぬしは、王になるのじゃ。
みこと:おれ、王には ならないぞ…。
レイ:なるんじゃー!!
また、いつものカラスも食べない喧嘩が始まった。
マイテ:にゃはははは(笑)
レイ。楽しそうにゃ。
奇妙な3人組が結成された。その3人組を載せて、
船は、リピン島へ向かっている。
果たして、リピン島へたどり着けるのか?
ログタガ一家と、何かがあるのか?
3人の珍道中は、まだ始まったばかり…。
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見どころポイント: 船、マイテのはじめての寝床、レイの『みことのバカー』みこととマイテの適当な鼻歌
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原作:ファソー・スピネル
著者:神室海夜
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