【読書感想】この闇と光
内容に踏み込んでるんでご注意ください。
なんだかんだいいつつトリックの衝撃はやはり印象に残る。
最後はちょっと難しく感じてしまって、まだ全部理解しきれてないかも…。
あらすじ
囚われている盲目の姫、レイア。
不自由ながらも父の愛を受け成長していく。
そんな生活はある日突然終わりを告げた、目が見えるようになった彼女が見たものとは...。
感想
ぞくぞくする読み終わり。
これもジャンルミステリーでいいのかな?
イヤミスに入る?
囚われの身の盲目の姫の耽美な生活模様。
いじわるな女にいびられながらも、父をすがり健気に生きる。
彼女の周りには父が持ってくるさまざまな芸術があふれていて、盲目ながらも彼女はそれらに触れ、溺れていく。
苦労はありながらも、姫としての優雅な暮らしが前半たっぷりと描かれている。
幻想的な童話のように、話は流れていく。
...ただ、後半に入りその生活は突然終わりを告げ、そこでレイアを待っていたものが...。
違和感はちょくちょくあったんで、ネタ晴らしを見てあぁやっぱり…と。
ただ性別だけは騙されました、確かに生理の描写で違和感はあったんだけど...。
予想は当たってたけど、でも当たってほしくなかったかも。
客観的にレイアのされたことを考えると結構えげつない。
レイア自身は幸せだったんだろうけどね、それがなんか余計に...つらいです。
とにかく前半と後半で全く別のお話になっていて、驚愕しました。
急に空気が変わる。
レイアの幼少期からの生活が生活なんで異世界に迷い込んだ状態になってるのが...見ててしんどい。
仕方ないのはわかっているのに、全てばらされた後だとどうしても言動に痛々しさのようなものを感じてしまう私もいました。
王女という魂の在り方。
レイアが求めるのは魂を震わせる美、魂によって選び抜かれた極上のもの。
闇の中でも、盲目でも感じられるもの。
最後また出会う二人、レイアが求めるものはここにしかないから...?
それとも、レイアにとって父は神。
その支配からまだ抜け出せていないから探し出して戻ってきてしまった...?
最後、父が光と「闇」の神に見えているのがちょっと不穏だなあ…。
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