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外資FP&Aの英語プレゼン|資料作りで意識してる3つのこと

結論から言うと、英語プレゼンで一番大事なのは「話す力」じゃなくて「資料の作り方」だと僕は思っています。

外資メーカーでFP&Aマネージャーをやっていると、月次の数字を英語でレビューする機会が普通にあります。最初は正直、かなり身構えていました。TOEIC860とはいえ、あれは投資銀行に入社したときのスコアで、しかも英語"面接"すら苦手で対策が必要だったくらいなので、プレゼンなんてもっと無理だと思っていたんです。

でも実際にやってみると、必要なのは流暢な英語よりも、伝わる資料の設計でした。今日はそのあたりを、実務でやっていることベースで書いていきます。


会議で使う英語は「日常会話」とは別物

正直なところ、日常会話は今もそこまで困りません。海外のオンラインミーティングでの雑談くらいなら普通についていけます。

でも数字の説明となると話は別なんですよね。フォーキャストがなぜ下振れしたのか、来期の予算をどう組んだのか、そういう内容を英語で「論理的に」説明するのは、日常会話とは全然違う筋肉を使います。

僕がここで助けられているのは、投資銀行時代からずっと続けている習慣です。ビジネス系の洋書を読んだり、WSJや投資銀行系のポッドキャストを毎日聞いたりしているんですが、これは英会話力というより「数字やロジックを英語でどう組み立てるか」の型を体に入れる作業に近いんです。

何が言いたいかというと、英語プレゼンの準備は当日の話し方の練習だけじゃ足りないということです。普段からビジネス英語のインプットを続けているかどうかで、会議での説明の質がかなり変わってきます。


実務でついていけないと感じる瞬間があっても、それは英語力そのものの問題というより、その分野の語彙とロジックの型に慣れていないだけ、というケースが多い気がしています。

資料作りで意識していること

結論から言うと、資料は「話す前に8割決まっている」というのが僕の実感です。

まず意識しているのは、1枚のスライドに詰め込みすぎないこと。数字の説明資料はどうしても情報量が多くなりがちなんですが、メッセージはひとつに絞ります。そのスライドで相手に持ち帰ってほしい結論を最初に置いて、根拠のグラフや表は後から見せる形にしています。

これはFP&A特有の感覚かもしれませんが、経営陣や事業部のメンバーは細かい計算過程よりも「だから何なのか」を知りたがっています。そのため、資料の一番上には必ず結論、次に理由、最後に詳細というピラミッド型の構成を徹底しています。


ぶっちゃけ、英語ネイティブでもここができていない資料はたくさんあります。逆に言うと、構成さえきちんとしていれば、多少英語表現がこなれていなくても、伝わる資料は作れるんです。実際に僕も、単語や言い回しで悩む時間より、構成をどう組むかで悩む時間のほうが長いです。

伝わる英語より「聞かれる質問への備え」が大事

実は、プレゼン当日の説明そのものよりも緊張するのが、その後の質疑応答です。数字が想定と違えば、必ず「なぜ」と突っ込まれます。

ここで役に立っているのが、投資銀行の面接対策でやったオンライン英会話の経験です。当時は面接という特殊な英語のやり取りに慣れていなくて苦労したんですが、そのときに身についたのが「聞かれそうな質問を事前に洗い出して、答え方を準備しておく」という姿勢でした。

FP&Aの会議でも同じことをやっています。資料を作る段階で、この数字を見たら誰がどんな質問をしてきそうかをリストアップして、簡単な想定問答を用意しておくんです。英語で即興に答えるのは今でも簡単ではないですが、質問そのものを予想できていれば、答えの骨子は日本語で考えたものを英語に乗せるだけで済みます。

正直なところ、英語プレゼンが得意な人ほど、実は当日のアドリブ力よりも準備の量で勝負している印象があります。僕自身、完璧な英語を話せるタイプではないからこそ、資料と想定問答の準備でカバーする、というやり方に落ち着きました。

これは英語に自信がない人ほど効く方法だと思っていて、話す力を鍛えるより先に、伝える設計と準備の質を上げるほうが、費用対効果はずっと高いと感じています。


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