第一類〜第三類・医薬部外品の違い【薬剤師解説】
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第一類・第二類・第三類・医薬部外品の違いを薬剤師が解説します。分類は薬の「強さ」ではなく副作用リスクと販売規制の区分です。ドラッグストアで迷わない選び方の基本を正直に伝えます。
「第一類が一番強いのかな?」と思っている方も多いですが、それは誤解です。調剤薬局10年の薬剤師として、患者さんからよく聞かれるこの分類を実例つきで解説します。
まず全体像を把握する
市販薬(OTC医薬品)は大きく医薬品と医薬部外品に分かれます。さらに医薬品は副作用リスクに応じて4つに分類されています。

各分類の特徴
要指導医薬品
スイッチOTC(処方薬から市販薬に移行したばかりの薬)が多く含まれます。薬剤師が対面で情報提供しなければ販売できません。ネット販売も禁止されています。
例:スイッチOTC移行直後の製品など
(該当製品は時期により変わります)
第一類医薬品
副作用リスクが高く、薬剤師からの情報提供が義務付けられています。薬剤師不在の時間帯には販売できません。
例:ロキソニンS(痛み止め)、ガスター10(胃薬)、リアップ(育毛剤)
第二類医薬品
市販薬の大半がここに分類されます。登録販売者でも販売できます。「指定第二類」はさらにリスクが高い製品で、購入前に薬剤師・登録販売者へ相談することが推奨されます。
例:パブロンSゴールドW(風邪薬)、イブA錠(痛み止め)、ストナジェルEX(風邪薬)、正露丸(下痢・腹痛)
第三類医薬品
副作用リスクが比較的低い製品です。ビタミン剤・整腸剤・消毒薬などが多く含まれます。
例:ビタミンCサプリ、乾燥肌向けの保湿クリーム(医薬品成分配合)
医薬部外品
医薬品より効果・効能の範囲が限定されており、副作用リスクは低いとされます。「予防」「衛生」「美化」を目的とした製品が多いです。
例:ビオフェルミンS(整腸剤)、栄養ドリンク類
「強さ」の順番は?
よく誤解されますが、第一類が最も強い薬というわけではありません。
第一類・第二類・第三類は「副作用が出たときのリスクの高さ」と「販売規制の厳しさ」の違いです。
第一類が第二類より「よく効く」とは限らない
第二類の中にも非常に強力な成分を含む薬がある(指定第二類)
医薬部外品は効果が「限定的」というだけで、症状に合えば十分役立つ
薬剤師的に知っておいてほしい3つのこと
① 第一類は薬剤師に聞くチャンス
第一類を購入する際、薬剤師からの説明が義務です。「面倒」ではなく「合っているか確認できる機会」と捉えてください。飲み合わせや禁忌を確認できます。
② 「医薬部外品だから安全」は正確ではない
副作用リスクが低い=無害ではありません。過剰摂取・アレルギー反応は起こりえます。使用上の注意は必ず読んでください。
③ 分類より「成分」を見る習慣を
同じ「第二類」でも成分はまったく異なります。分類ラベルより有効成分を確認することが、自分に合った薬を選ぶ近道です。
まとめ
分類は「強さ」ではなく副作用リスクと販売規制の区分
第一類は薬剤師必須・第二類は登録販売者でもOK・第三類は規定なし
医薬部外品は効果が限定的だが日常的な予防・衛生用途に向く
分類より成分を見るのが正しい選び方の第一歩
※本記事は薬剤師個人の経験に基づく一般的な情報提供を目的としています。特定の薬の服用・購入を推奨するものではありません。症状が続く場合や、持病・服用中の薬がある場合は、必ず担当の医師または薬剤師にご相談ください。
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