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台湾の黒歴史に触れる 二二八國家紀念館

初めて台湾を訪れたのは2006年。その時、いわゆる初台湾、初心者コースに決して含まれないであろう二二八和平公園に行った。

なぜなら訪台前に台湾の歴史、文化、言語、社会をある程度学んでいたからだ。絶対に二二八和平公園は外せなかった。

当時、現地の友人からは、何でそんなとこ行くの?という感じの返答だったと記憶している。夜は危ないよ!と言われたり。そもそも海外に行って夜、公園に行くのは。。。笑

1人で行ったか、誰かと行ったかもう覚えていない。ただ、展示を見て重苦しい雰囲気になったのは確かだ。

さて、その後数年経ち、有名観光地である中正紀念堂や南門市場の近くに二二八國家紀念館があることを偶然知った。場所を知ったのは数年前、そして南門市場、二二八國家紀念館のすぐそばまで訪れていた。にも関わらずなぜか二二八國家紀念館に足が向かわなかった。

今回、日中ゆっくりできる時間があったのでようやく二二八國家紀念館を訪ねた。その日は平日だったのと、どう考えてもたくさんの人が訪れる場所ではないので予想通り館内は自分以外に2、3人しかいなかった。

2人組の男性は何やら真剣に相手に説明しているようだった。台湾人だったのだろうか。声はかけなかったが、真剣さは伝わってくるので嬉しかった。

二二八については私が説明するまでもない。現地に行くのが一番だし、関連書籍、ネット上にもたくさん情報はあるのでご存知ない方はぜひ知ってほしい。

建物自体にも歴史がある

二二八と台湾語は実は大きく関係があると私は思っている。台湾語の発展に貢献したであろう知識人が一気に消されてしまったからだ。台湾語を学ぶ上で避けて通れないのがこの二二八。この虐殺とも言うべき歴史がなければ、台湾語の運命は今とは全く異なっていたかもしれない。

台湾語学習者ならおそらくわかる

下の写真では翻訳が気になってしまった。「海ゆかば」の記述が英語では抜けている。単なるミスなのか、それとも何か理由があるのかわからない。個人的にはなぜ「海ゆかば」を歌ったのか、そしてどんな思いだったのか、そこを各個人、日本人なら考えるべきだろう。

紀念館はてっきり入場券が必要だと勘違いしていて受付に聞くと無料だった。訪れた日も庭を整備していて建物の保持にもお金がかかるのは明らか。国家予算が投入されているのだろう。

観光コースである中正紀念堂や南門市場の近くなのだからぜひ初台湾で訪れてほしい場所だ。アクセスも良いので日本人なら特に見るべき展示である。中正紀念堂の後、二二八國家紀念館を訪れると混乱してしまうかもしれないが、これが台湾の複雑な歴史である。どう感じるか人それぞれだ。

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