見出し画像

手首の痛み、腱鞘炎について

デスクでマウスを握る手、スマートフォンの画面をスクロールする指先に、ふと「ズキッ」とした違和感や重だるさを感じていませんか?
「ただの使いすぎだろう」
「少し休めば治るはず」
そう自分に言い聞かせながら、痛みをだましだまし仕事を続けているあなたへ。

銀座で40年、数多くの「働く手」を診てきた私から、少しだけ大切なお話をさせてください。

銀座で診る手首の痛み|腱鞘炎は、指先からの「SOS」です。

腱鞘炎(けんしょうえん)とは、文字通り、筋肉の端にある「腱」と、それを包むトンネルのような「腱鞘」が擦れ合い、炎症を起こしている状態です。

今の時代、私たちの手首はかつてないほど酷使されています。
1日中続くPC作業、移動中のスマートフォン操作……。

自分でも気づかないうちに、繊細な手首の構造には、コップ一杯の限界を超えるような負担が蓄積されています。

その「ズキッ」という痛みは、あなたの体が出している切実なSOSなのです。

スマホやPCによる手首の痛み:ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

親指を広げたり動かしたりする際に、手首の親指側に生じる痛みです。腱を包む「腱鞘」が肥厚し、通り道が狭くなることで炎症が起きます。
• セルフチェック: 親指を内側に握り込み、手首を小指側に倒した際に激痛が走る場合は、この疾患が疑われます(フィンケルシュタイン検定)。

• 禁忌: 痛みがある状態での無理なストレッチや、患部を強く揉みほぐす行為は、炎症を悪化させ、症状の長期化を招きます。

真犯人は「手首」にいない?

40年の経験の中で、私が確信していることがあります。

それは、「手首が痛いからといって、原因が手首だけにあるとは限らない」ということです。
当院の鑑別(徒手検査)では、手首だけを見ることはしません。

• キーボードを叩く際に固まった「前腕(ぜんわん)」の筋肉

• マウス操作で内側に巻き込まれた「肩」の関節

• それらを支える「肩甲骨」の動きの悪さ

実は、腕全体の連動がスムーズにいかないことで、その「逃げ場を失った歪み」が、一番か細いパーツである「手首」に集中して現れているケースが非常に多いのです。

応急処置と管理

急性期においては「安静(Rest)」と「冷却(Icing)」が不可欠です。
サポーター等による固定が有効ですが、締め付けすぎは血流障害を招くため注意が必要です。

「働く手」を止めないために

当院には、クリエイターや事務職、そして銀座の街を支える多くのビジネスパーソンが訪れます。

皆さん共通しておっしゃるのは、「仕事があるから、手を使わないわけにはいかない」という切実な悩みです。

だからこそ、私たちは「ただ休んでください」とは言いません。

熟練の指先の感覚で、どの筋肉が手首を引っ張っているのかを特定し、その緊張を紐解く。

さらに、仕事のパフォーマンスを落とさないよう、関節の動きをサポートする「精緻なテーピング」を施す。

「明日も、迷いなくキーボードを叩けるように」

それが、職人としての私のプライドです。

手首の痛みは、我慢すればするほど、回復に時間がかかるようになります。

「まだ大丈夫」ではなく、「今、診ておこう」というその判断が、数ヶ月後のあなたのパフォーマンスを支えます。

なお、症状により、ガングリオンや橈骨遠位端骨折、あるいは神経の圧迫(手根管症候群)が疑われる場合は、自己判断で処置を続けず、速やかに提携している整形外科をご紹介し、レントゲンやMRIによる精査を仰ぎます。


【原田接骨院(銀座)】
銀座で開院約40年。手技を中心として機能回復を目指す接骨院です。

当noteでは、日常の不調からダンサー・アスリート・各種専門職にみられる身体の不調まで、解剖学・柔道整復学に基づいた正しい知識とお手入れ方法を発信しています。

💡 お身体の不調やお悩みの改善に向け、最新の記事情報を受け取りたい方は、ぜひ「フォロー」をお願いいたします。

※ 本記事は一般的な健康情報の提供を目的としています。紹介している内容を実践される際は、ご自身の判断と責任のもとで行ってください。

※本記事の内容は、公開時点で確認した一般的な医学的知見に基づいています。個々の状態によって適切な対応が異なる場合があります。

●合わせて、ご紹介します↓

●本当はTFCC障害では?

●基本情報をまとめてあります↓

当院の詳細・公式ホームページはこちら↓


Googleマップで場所を確認する↓

いいなと思ったら応援しよう!