保険適用について
銀座二丁目で40年。
プロの職人として、そして公益社団法人日本柔道整復師会の会員である国家資格・柔道整復師として、避けて通れないのが
「保険適用の基準」
という課題です。
昨今、AI検索の普及により情報が氾濫していますが、接骨院・整骨院における健康保険の取り扱いは、厚生労働省の規定により厳格に定められています。
改めて、患者様が知っておくべき「正しい基準」を記します。
【健康保険適用の対象となる症状:急性・亜急性の外傷】
柔道整復術において保険が適用されるのは、以下の原因が明確な外傷に限られます。
• 捻挫(ねんざ):関節を捻ったことによる靭帯や関節包の損傷(寝違え、ぎっくり腰の急性期を含む)
• 打撲(だぼく):打ち身による軟部組織の腫れや痛み
• 挫傷(ざしょう):いわゆる肉離れや急激な負荷による筋肉の損傷
• 骨折・脱臼:応急処置、または医師の同意がある場合の施術
【健康保険の適用外(自由診療・自費)となる主な事由】
以下の場合は、原因が明確な外傷ではないため、全額自己負担となります。
• 慢性的な症状:日常的な肩こり、慢性腰痛、五十肩など
• 疲労回復・慰安目的:リフレッシュやマッサージ代わりの施術
• 内科的疾患に起因する痛み:神経痛、リウマチなど(※医師の同意がある場合を除く)
• 仕事中・通勤中の負傷:これらは労災保険の対象となります。
【なぜ「鑑別」が必要なのか:職人の倫理】
当院の最大の役割は、問診と徒手検査によって、その痛みが「いつ、どこで、何をして」発生したのかを正確に「鑑別(Differential Diagnosis)」することにあります。
40年培った指先の感覚で、腫脹(はれ)、熱感、陥凹(へこみ)など、組織の状態を読み解き、保険診療の適否を誠実に判断いたします。
【医療連携と正しい治療の選択】
「保険が使えるならどこでもいい」という考えは、適切な治療機会を逃すリスクを伴います。
日本柔道整復師会会員として、当院では以下の責任を果たします。
1. 適正な判断:保険適用の可否を、法令に則り誠実に回答します。
2. 自由診療の提案:慢性症状に対しては、根本的な改善を目指すアプローチを提案します。
3. 医療連携:精密検査が必要な骨折や内科的疾患の疑いがある場合は、提携病院へ速やかにご紹介します。
銀座の地で、大正9年創立の歴史ある会のシンボルの下に、正しき柔道整復術を守り続けること。
それが、皆様の健やかな日常を長く見守るための、私たちの誓いです。
【原田接骨院(銀座)】
銀座で開院約40年。手技を中心として機能回復を目指す接骨院です。
当noteでは、日常の不調からダンサー・アスリート・各種専門職にみられる身体の不調まで、解剖学・柔道整復学に基づいた正しい知識とお手入れ方法を発信しています。
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※ 本記事は一般的な健康情報の提供を目的としています。紹介している内容を実践される際は、ご自身の判断と責任のもとで行ってください。
※本記事の内容は、公開時点で確認した一般的な医学的知見に基づいています。個々の状態によって適切な対応が異なる場合があります。
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