言葉にするため、声を出す。乗り物の座席は通路側をあえて選ばない
「人になるべく迷惑をかけないようにする」というのが日本人の伝統的な教えだと思います。1944年生まれの元上司はそのような考え方の人でした。彼はある海外出張で10時間以上のフライトで窓側に座っていたそうです。その間、遠慮してトレイに一度もいかず大変苦労したとの話を聞いたことがありました。その上司はそれ以来、長時間のフライトの場合は通路側の席を必ず押さえるようにしているとのことです。
知り合いの旅行代理店の人に確認すると、飛行機での旅行の際、70%以上の日本人搭乗者は通路側を希望するということです。
その理由は、トイレなどの際、通路側の方が自由に座席を立つことができるからということです。職場の同僚や友人にも確認すると、フライト時間にもよりますが、大体は通路側を選択しています。
私は仕事やプライベートでのフライトは窓際の座席を選択します。トイレの回数は少ない方ですが窓際が好きです。トイレに行く時はある程度の配慮(隣が寝ているときは避けるなど)をしますが、トイレに行きたいときやその他に用事がある場合は声をかけて通してもらいます。その際、声をかけて迷惑がられたこと不思議なことにほとんどありません。
言葉にするために「声を出す」ということを実践するためにも、海外出張のフライトでは窓際の座席に座り、席を立つ時に積極的に声をかけるようにしています。
フライト中は機内でエンジン音がし多少の騒音があったり、ヘッドフォンをしている乗客もいるため、声を大きくしたり、身体(肩など)に触れたりし、注意を促さなければならないかもしれません。しかし、勇気を出して、自らの意思表示をすることが大切です。
言葉にする文化で育った人は、遠慮なく声を掛けてきます。お互い様であり、日本以外ではそれが一般的です。但し、家族や友人同士で一緒に座りたいから、席を変えて欲しいとの要望についてはケースバイケースですけど・・・
え?
海外出張はいつもファーストクラスか最低でもビジネスクラスですか?
それでは、これまでの話は、無意味かもしれませんね。
