起業家っぽくなれない私が、それでも小さな仕事を考え始めた理由
「起業家っぽくない」。自分のことを、そう感じたことはありませんか。
SNSで見かける起業家は、堂々としていて、自分の強みを迷いなく語ります。それに比べて、自分は控えめで、人前に出るのも苦手。
「私には向いていない」と、始める前から思ってしまう。
そのイメージと自分を比べるたびに、一歩目が遠くなっていきます。比べれば比べるほど、自分には資格がないような気持ちになっていく人も多いはずです。
「起業家像」は思っているより狭い
多くの人が思い浮かべる起業家像は、実はごく一部の目立つタイプです。
発信力があって、人前で堂々と話せて、自分を売り込むのが得意。そういう人がSNSでよく見えるだけで、実際にはもっと静かに、着実に仕事を作っている人もたくさんいます。
物静かなタイプ、口数が少ないタイプ、人前より一対一が得意なタイプ。
そうした人たちも、それぞれのやり方で仕事を続けています。見えている像と、実際の多様さは違います。目立つ人だけが「起業家」なわけではありません。派手さがなくても、丁寧に続けている人はたくさんいます。
完璧主義という壁
「ちゃんとできる状態になってから始めたい」。そう感じてしまうのは、完璧主義と呼ばれる心の動きのせいかもしれません。
「起業家らしくなってから」「自信がついてから」始めようとすると、その日はなかなか来ません。基準を高く置きすぎると、行動そのものが止まってしまうからです。理想が高いほど、今の自分との差ばかりが目についてしまいます。
小さく試すことに、完璧さは必要ありません。むしろ、完璧を求めすぎることが、一番の足止めになります。
準備が整うのを待つより、今の自分のままで小さく動くほうが、結果的に早く前に進めます。動きながら整えていく、というやり方でも十分です。
プロトタイプ行動という考え方
行動科学に、プロトタイプ行動という考え方があります。完成品を出す前に、小さな試作を作って試してみるという発想です。
いきなり「起業家」になろうとしなくていい。まずは小さく、限られた人にだけ試してみる。友人3人にだけ声をかけてみる、身近な一人に相談に乗ってみる。
それくらいの規模から始めれば、リスクも小さく、自分らしさも保てます。
「起業家っぽくなる」ことより、「小さく試してみる」ことのほうが、次への近道です。試した分だけ、次に何を直せばいいかが見えてきます。
今日からできること
いきなり大きく始めなくて大丈夫です。
まず、ごく少人数に向けて、小さく試せることを一つ考えてみてください。うまくいかなくても、それは失敗ではなく、次への手がかりになります。
誰かに見せる前提でなくてもかまいません。頭の中で考えるだけでも、一歩目としては十分です。
【今日の小さな問い】
ごく少人数に向けて、小さく試せることを一つ挙げるとしたら何ですか?
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
この記事が、小さな一歩を考えるきっかけになりますように。
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