脳が沈む病気になった話②
初めまして、あるいは二度目まして。前回、「脳が沈む病気になった話①」を公開させていただき、今回はその続きとなります。正直前回のお話は読まずにこのお話だけでもわかるようになっていますので、今回だけでも読んでいっていただければ幸甚です。
元々片頭痛持ちだった筆者。
2025年春に胃カメラにより逆流性食道炎と診断を受け治療終了まで持って行けていたものの、7月末あたりから逆流性食道炎に似たような症状と毎日続く激しい頭痛・涙が出るほどの胸痛や背中の痛みに悩まされ始めたことから逆流性食道炎の再発・片頭痛の重症化と判断されました。
こうして、脳神経外科と消化器内科を並行して通っていましたが、どちらも進展がありませんでした。というのも、当時の私の頭痛頻度は月25日以上。脳神経外科で出されるロキソプロフェンやトリプタン製剤(片頭痛の頓服です)を服用したところ月15日〜20日程度まで減りましたが、やはり多すぎるレベルです。さらに逆流性食道炎に似た症状も悪化し、仕事中に離席しお手洗いで嘔吐することも増えました。
そんな時、私は松本潤さんのドラマ「19番目のカルテ」をたまたま拝見し、総合診療科(総合内科)を受診してみる決心をしたのです。
自分の本当の病名が分かるまで
2025年8月〜9月
2025年8月、私は仕事中に胸に強い痛みを感じました。どれほど強いかというと、大きめのガラスの破片で胸をザクザクと刺されているような感じです(実際に刺されたことはありませんのでご安心ください)。それはもう、アラサー女が職場でボロ泣きしてしまうほどの痛みで、すぐに病院で心電図と血液検査をしましたが、異常なし。
職場の人たちからは「ストレスでしょ」「メンタルでしょ」という空気感が濃厚に感じられ、「病は気からって言うでしょ」と励まされました。自分の中では「違うのに」という感覚があってもうまく説明できず、検査結果も異常がないと出た以上否定もできません。だって医学的に証明されちゃったのです。自分が弱いのかもしれないと考えるようになりました。
2025年10月上旬
2025年10月上旬、総合内科での起立試験(寝たり立ったりして血圧や脈拍の変化を計測する検査です)や改めての血液検査を経て、症状の聞き取りをされました。この頃の私の症状は、こんな感じ。
・胸痛や背中の痛み
・激しい頭痛
・血の気が引くような感覚に陥ることがある
・午前中の強い倦怠感
・日中の強い眠気
上記の症状を、お昼休みにスタバのフラペチーノ(キンキンに冷たいやつ)を飲んで誤魔化す感じ。痛みも和らぐし頭がシャンとするので重宝していました。おかげで行きつけの店舗の店員さんに顔と注文商品を覚えられてしましましたが笑
これを夏から続けていた私。とはいえ、総合内科でも、「検査には異常がないですね…」と言われました。続けて言われたことが、これ。
「低用量ピルが関係しているかもしれないため、
かかりつけのレディースクリニックに診てもらってください。
頭痛は片頭痛だと思うので脳外科に言ってください。
それでも何もなければ…
精神科ですね。」
確かに私は月経困難症であるため低用量ピルを服用していますが、令和4年から服用しているので、かなりの長い間付き合ってきています。
お医者さんを責める意図は一切ないことを前置きして言わせていただくと、つらくて涙が止まらなくなりました。悔しかったです。まあ要するに自分たちには分からない、終わり、ということなので、当時のずいぶん体調不良疲れをしていた私にはこたえました。それに、精神科って。新卒のころ、当時の職場でのトラブルがきっかけで適応障害を患っていたことをお伝えしてあるので、そこからの判断だったのかもしれません。しかしそれももう寛解しています。
ただ私は、医学的に証明する術を持たずとも体で分かったいました。これはメンタルの病の時とは別物だと。
10月時点で私が襲われていた倦怠感は、「朝なかなか起き上がれない」「起き上がってもそこからなかなか動けない」「朝の準備がなかなか進まない」など、大雑把な当たり判定を持って説明するとダル重い・体が言うことを聞かないといった感じです。
ぶっちゃけ倦怠感は適応障害に罹患した際にもありました。ダル重いし、体が言うことを聞きません。ただ、そちらは何というか、感覚的には人形に自分の意識だけを入れられたような感じ。動けと思っても動きません。返事もろくにできない。でも意識はちゃんとある、みたいな。
でも、今この倦怠感は、魂が抜けるような感じ。貧血かと思うような、血の気が引くような感じです。体がかなりしんどいです。起き上がっているのがつらいというか。
違いがわからない、と言われてしまえばそれまでですが、私の中では「これは精神からくるものじゃない」という確信がありました。
総合内科医の気になる一言
受診した総合内科は継続受診を受け付けていなかったので、受診はそれきりとなりました。が、医師は途中、とあることを呟いていました。
「脳脊髄液漏出症に似てるけど、合わないとこもあるし、違うか…」
独り言に近いつぶやきだったし、この時は私も特に気にせず…というか、帰路に着く頃には忘れていた言葉です。この言葉が、今後大きな進展を呼ぶことになります。
2025年10月下旬〜11月
早退回数も増え、一気に具合の悪さが加速したこの頃の私の症状に追加された要素はこんな感じ。
・ハウリングのような耳鳴り
・めまい
・ふらつき
嫌なアチーブメント解放って感じです。痛み止めの薬もろくに効きません。そんな中、片頭痛を診てもらっていた脳神経外科のお医者さんから、「脳脊髄液漏出症っぽい」という言葉が出たのです。
えっ!?
ここに来て別の病名が出てくるなんて…と思いましたが、その時私はちょうど、総合内科医のつぶやきを思い出しました。

ここで、自分の苦しみのお名前候補と出会ったのです。
