糖質は非常食なのになんで毎日食べたいの?
皆さん、こんにちは!モグです。
糖質中心の食事してた時って皆さんどうでしたか?私は、機能性低血糖症状が本当に酷かったです。
朝はとにかく大の苦手で眠気が異常。放っておいたら余裕で午後まで寝ます。そして、朝起きても壁に頭をぶつけても気付かないレベルで意識朦朧です。
そして、朝御飯なんてとんでもなくて、無理やり食べて吐いてしまう事もしばしば…運良く食べれても(大概糖質オンリー)数時間後に目の前が真っ暗になってほぼ何も出来ない……とにかく酷かったです。
こんな状態なのに、糖質や甘いもの大好きでした。というか食べると一瞬で気分が良くなるののと、身体が異常に欲するような感覚に強くコントロールされてました。これって一体なんででしょうか?
「糖質」って歴史的に見て「非常食」だって散々言ってきましたよね?なのに、明らかに身体ボロボロにしてるのに身体はなんでこんなに欲するの??
1. 飢餓の歴史において「最も効率的な生存エネルギー」だったから
人類の歴史の大部分は、常に飢餓との戦いでした。
脂質やタンパク質は体に蓄えるまでに消化・代謝のプロセスが必要ですが、糖質(特に単純糖質)は食べたらすぐに血糖値を上げ、即座に脳や身体のエネルギー(まさに非常用・即効性のブースター)になります。
自然界において、果実や蜂蜜のような「糖質」は、めったに見つからない超貴重なボーナス!見つけたときに「美味しい!」と感じて限界までドカ食いし、脂肪として蓄え込む個体のほうが、飢餓を生き延びる確率が高かった。つまり、「糖質を美味しく感じて執着する遺伝子」が、生存に有利として選別されてきたのです。
2. 脳の「報酬系」をハッキングする仕組み
糖質が口に入ると、脳の中でドーパミン(快楽や意欲を司る神経伝達物質)や、内因性オピオイド(幸福感をもたらす脳内麻薬のような物質)が大量に分泌される。
これは、麻薬やアルコールが脳に依存を引き起こすルートとまったく同じ。そりゃあ断つの無理じゃないですか?やっぱり、そもそも側に置かない生活大事かもですね…
本来は「生き延びるために、この貴重なエネルギー源の場所を記憶して、また次も探せ!」という生存のための脳の命令(報酬システム)ですが、それが現代の環境では強烈な「依存性」として裏目に出てしまっているんです。
3. 現代の「異常な濃縮」に脳の進化が追いついていない
これが一番の原因かも?
自然界にある糖質は、食物繊維に包まれた果物や、めったに手に入らない蜂蜜くらいで、マイルドなものだった。
しかし、現代の人間が作った砂糖、果糖ブドウ糖液糖、精製された炭水化物は、自然界には絶対に存在しないレベルで糖質が濃縮されている。
野生の脳のまま生きている人間が、この「超濃縮された糖質」を食べると、脳の報酬系がキャパシティを越えて過剰に刺激されてしまいます。その結果、本能が狂ってしまい、「非常食」のはずなのに、麻薬のように「もっとくれ」と要求し続ける依存ループに陥る。
要するに:
自然界でめったに手に入らない「即効性エネルギー(ブースター)」だったからこそ、見つけたときに脳が狂喜乱舞する仕組み(美味しさと執着)が作られた。現代は、そのブースターが24時間どこでも安価に手に入るようになってしまったため、脳のシステムが完全にハッキングされている状態。
本能の設計としては「めったにないピンチを切り抜けるため」の快感スイッチだったものが、環境が変わりすぎたせいでバグを引き起こしている、というのがこの矛盾の正体です。
ここで、気になったのがこのまま人間は糖質中心の生活してたらいつか進化して糖質適応するの?具体的にどのくらい時間かかるの?
次回はこの疑問をシミュレーションしながら書いていこうと思います!
お楽しみに!
★参考文献など
1(飢餓の歴史)の根拠:
進化医学における「節約遺伝子仮説(Thrifty Genotype Hypothesis)」(ジェームズ・ニール博士が1962年に提唱)。飢餓を生き延びるために、エネルギーを脂肪として蓄えやすい遺伝子が選別されてきたという理論。
2(報酬系のハッキング)の根拠:
脳神経科学における「シュガー・アディクション(砂糖依存症)」の研究。砂糖が脳内のドーパミン作動性神経系を刺激するメカニズムは、コカインなどの薬物依存のメカニズムと共通の神経基盤(報酬系)を共有しているという論文が多数出ていること。
3(異常な濃縮)の根拠:
エボリューショナリー・ミスマッチ(進化のミスマッチ)。人類の身体の設計(旧石器時代)と、現代の高度に精製された食品環境(超加工食品や果糖ブドウ糖液糖)とのギャップに関する進化生物学の知見。
