SunoAIで作ったアルバム『Turquoise Memories』—島と夏と、4曲の話
アルバム作りのきっかけ
ターコイズブルーの海、裸足で踏んだ白い砂、椰子の木陰で誰かと交わした言葉。そんな記憶を音にしたくて、アルバム『Turquoise Memories』を作りました。
ずいぶん前のことなのに、あの海の色だけはやけにはっきり残っていた。開放的で、どこかなつかしい空気。その色を音に変えられないかと思ったのが、はじまりでした。
AIにプロンプトを作らせてSunoに貼り付け、聴いて直してまた作る。それを繰り返して、4曲できあがりました。
収録曲紹介
M1. Turquoise Dream ~ターコイズ色の夢~
白い砂浜、裸足の足跡、椰子の木陰で交わした言葉。少しハスキーな女性ボーカルが、南国の思い出を切なく歌っています。
イントロのブラスとオフビートのアコースティックギターが重なった瞬間、「あ、これはカリブ海だ」と感じました。最初の生成ではブラスが強すぎて雰囲気が違ったので、Style Descriptionを何度か書き直してこのバランスに落ち着いた。すぐに1曲目にしようと決めました。
M2. Island Memory
Nassau, Nassau 忘れられない
ターコイズの海 溶けてゆく夕陽
パステルカラーの街並み、太陽より眩しかった誰かの笑顔。スティールパンの音色がその風景をくっきり浮かび上がらせてくれます。
80年代初頭のNew Wave的なきらめきと、レゲエの温もりが同居している曲で、個人的にはアルバムの中でいちばん「景色が見える」一曲だと思っています。
M3. Your Song Still Plays(君の歌はまだ)
アルバムの中で最もパーソナルな曲になりました。
夜更けにプレイリストを開いた時、街角で似たメロディが聞こえた時。ふとした瞬間に蘇る、誰かの記憶。ブリッジの歌詞が、聴く人それぞれの忘れられない誰かを呼び起こしてくれたらいいなと思っています。
ワンドロップのリラックスしたビートと、ローズピアノの温かな響き。深夜に聴き返していたら、自分で作ったのに妙にしんみりしてしまいました。
M4. Azure Daydream
ラストは、4曲中もっとも明るくポジティブなスカ・ポップナンバーです。
レゲエのオフビートがダンサブルに弾み、軽やかなブラスが気分を押し上げてくれます。英語と日本語が自然に行き来する歌詞は、「まだ夢の中にいたい」という白昼夢そのもの。
聴き終わった後もメロディが頭に残る曲で、いろんなシーンのBGMとしてもいいかな、というのがこの曲です。
配信リンク
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制作の裏側——Suno AIとの共作プロセス
今回のアルバムは、すべてSuno AIで音楽を生成しています。
テキストでプロデュースする
Sunoでは「Style Description」というテキストで、曲の雰囲気や楽器編成を細かく指定できます。今回は以下のようなキーワードを繰り返し調整しながら、作っていきました。
Rocksteady / Reggae-pop: ジャマイカ音楽のルーツを感じるグルーヴ
Late 70s / Early 80s New Wave sheen: ヴィンテージなのにどこか新しい、あの時代特有のきらめき
Steel pan / Section horns / Small string ensemble: 南国感と上品さを演出する楽器群
Tape-like glue: アナログテープで録音したような、音全体を包み込む温もり
キーワードの組み合わせを変えては生成し、聴き比べてはまた調整する。テキストでやるプロデュースに近い感覚です。
歌詞について
歌詞は日本語をベースに、英語のフレーズを織り交ぜるスタイルにしました。
Sunoで曲を作るたび感じるのは、歌詞の出来が曲の印象を左右する、ということです。正直なところ、作詞はいちばん悩ましい工程です。
AIに丸投げすると言葉が平板になる。かといって一から自分で書くのも時間がかかる。今回はテーマと方向性をできるだけ具体的に伝えたうえで、AIが出してきた歌詞をベースに手を加えていきました。
意識したのは、「いつか行った場所の懐かしさ」という感覚です。ターコイズの海、パステルカラーの街並み、椰子の木越しに吹く潮風。そういった情景を散りばめることで、聴いた人がそれぞれ自分だけの夏を思い浮かべられるかもしれません。。
おわりに
気に入った曲があれば、ライブラリに入れてもらえると嬉しいです。次のアルバムでも、またどこかの夏の物語を届けられたらと思っています。
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