見敵必殺!!首置いていけ!!平野耕太大博覧会に行ってきました。
6月4日になんばパークスミュージアムにて開催されている平野耕太大博覧会に行ってきました。
平野耕太といえば「HELLSING」と「ドリフターズ」の二作品が代表作ですね。
この大博覧会ではこの二作品の貴重な原画やジオラマ、アニメーション映像などを見ることができます。
その感想を一言でいえば圧倒的な迫力でした。
圧倒的であり、耽美的であり、幻想的であり、退廃的であり、破天荒でありました。
※ネタばれあり

HELLSINGの主人公アーカード。圧倒的な戦闘力を持つゴミ処理係。
HELLSINGというのは大英帝国を悪魔や化け物から守るために設立された機関です。
その唯一にして最強の戦力が彼アーカードなのです。
アニメではアーカード役は中田譲治さんでした。
あの不気味さは中田譲治さんならではです。
HELLSINGにはもう二つ勢力が登場します。すべてのカトリックの守護者であるイスカリオテ。

イスカリオテ機関最強の異端審問官であるアンデルセン神父。アニメでは故人となられた野沢那智さんが怪演していました。
もう一つは再び世界に戦争をしかけるミレニアム。その実体はかつてのナチス第三帝国最後の大隊です。


この三つの勢力が三国志さながら入り乱れて戦います。
最強対最恐対最狂の三つ巴の戦いが繰り広げられます。その戦いの最中、霧の都ロンドンは灰燼とかします。
ロンドンに取材にいった平野耕太が酷い待遇を受けたため、ロンドンを作中で火の海にしたという噂もあります。



平野耕太作品の独特なセリフ回しというのもあります。時代がかったセリフは平野耕太作品ならではといえます。

平野耕太作品にはごく稀に人間への愛情を感じさせるシーンもあります。
不死のアーカードが決戦前にイギリス女王と謁見します。シルエットだけですが女王といえばあのお方ですね。そして老齢の女王にアーカードは言うのです。あなたは現在がもっとも美しいと。
アーカードは言わずと知れた化け物です。
化け物を倒す化け物なのです。
だからこそ限りある生を生きる人間こそが美しく尊いと言うのです。
そしてアーカードは最後に人間によってたおされることを望みます。
しかし、アーカードは人間を捨てクリーチャーになったものに容赦はしません。

アーカードの中にいる幾万もの化け物を解放し、敵を殲滅します。そして最後に二つの勢力を葬りさり、アーカードは闇に消えます。



平野耕太キャラのもう一つの魅力はずばり眼鏡と巨乳です。
眼鏡代表はHELLSING騎士団団長のインテグラ。アニメでは榊原良子さんが演じられていました。気が強く、気高い演技はさすがとしか言えません。
巨乳代表は婦警のセラフ。
死にたくない一心でアーカードの部下で吸血鬼になってしまう不幸な女性です。

ラストにセラフが傭兵ベルナドットとその部下を吸収し、戦う姿はまさに圧巻です。
HELLSINGという作品は読めば読むほど鳥肌がたつ、まさに奇書と行って良い漫画です。

もう一つの作品はドリフターズです。
ドリフターズとは旅人または漂流者という意味です。あの8時だよ全員集合のドリフターズもそういう意味から来てます。
知ればかなり格好良い意味があるのだなと思いますね。


関ヶ原は島津の退き口の最中、重傷を負った島津豊久は異世界に召喚されます。
そうです。
そうなのです。
なんと「ドリフターズ」は平野耕太版異世界ものなのです。
その異世界で豊久は弓の名手那須の与一、第六天魔王織田信長と出会います。


豊久は異世界で那須の与一、織田信長たちと共に廃棄物と呼ばれる謎の勢力と戦うことになります。

廃棄物を率いるのは黒王と呼ばれる人物です。
異世界でオークやゴブリン、ドラゴンなとを集めて軍団をつくり、人間と戦います。
この黒王という人物、一説ではキリスト、もしくはその弟子のユダではないかと言われています。
黒王は何もないところから麦や水をつくります。 その奇跡の技はかつて救世主が使ったものと同じです。
黒王は人間に絶望し、怪物たちの味方になったのです。黒王の正体がイスカリオテのユダならばHELLSINGとつながる部分ではありますね。





廃棄物側は土方歳三、ジャンヌ・ダルク、ジルドレ、アナスタシア、ラスプーチン、明智光秀、源義経らです。どことなく悲劇的な最後を迎えた人物たちが多いような気がします。
薩摩を憎む土方歳三と島津豊久の時空と歴史を超えた戦いは胸が熱くなる展開ですね。





ドリフターズ側は島津豊久、那須の与一、織田信長、菅野直、山口多聞、ハンニバル、スキピオらです。ドリフターズ側はなんとなく明るいイメージというか破天荒な感じがします。
時代も紀元前から二十世紀初頭と多岐にわたりますね。
時代を超えて英雄たちが入り乱れて戦うのはFateに近いジャンルかも知れません。しかし、個々にも平野耕太節のようなものがあります。
首置いてけ!!
ちゆなどのセリフは悲壮感からは程遠いですね。

オルデ帝国を一代で築いた英雄。明らかにアドルフ・ヒトラーです。このあたりのセンスは欧米では不可能でしょうね。

ドリフターズはまだ完結していません。未完の名作と言えるでしょう。
アニメ化もされていて、島津豊久は中村悠一さんが演じられています。中村悠一の声で薩摩弁が聞けるので必見ですね。

もちろん「ドリフターズ」にも眼鏡巨乳のキャラが登場します。おっぱいミーヌこと十月機関のオルミーヌです。オルミーヌはおもに織田信長に胸を揉まれるというかわいそうなキャラです。

「HELLSING」「ドリフターズ」と平野耕太作品はストーリーは難解ながらもテンポ良く、クセの強いキャラが大活躍します。一度はまったら抜けられない沼のような作品たちです。
未読の方はぜひ読んでみて下さい。
読んだことがある人は再読してみてください。
新たなるアーカードと島津豊久に出会えるでしょう。何度でも読みたくなる魅力が平作品にはあります。そして必ず平野耕太キャラクターの虜になるでしょう。
