見出し画像

一人で外食することについて考えてみた

結婚して子どもが生まれてからというもの、外食といえば家族と一緒に行くことがすっかり多くなった。そんな日常がいつの間にか当たり前になっていたからか、仕事の昼休みにふと外食しようと思い立ち、ラーメン屋に入ろうと考えたときに、少し驚くほど寂しい気持ちになった。何気なく、以前妻と一緒に行ったことのあるラーメン屋に行こうと考えたときに、「あ、一人で食べるのか」という感覚が急にせり上がってきて、ふと寂しさを覚えたのだ。昔の一人で身軽に外食していた時が懐かしいとか、自分のペースで食べられたあの頃に戻りたいという気持ちは私の中に一切なくて、ただ純粋に妻と子どもと一緒に食べたいという気持ちだけがそこにあった。

家族で食べる外食は、正直に言ってしまえばいつも慌ただしい。子どもが泣き出すこともあるし、途中で抱っこしなければいけない時、でもまだ自分の料理は完食できていない時もある。ゆっくり味わって食べられないことのほうが多い。でも、そんな慌ただしさも含めて、それもちょっといいなと思っている自分がいる。家族で外食したときの、妻の笑っている顔や、子どもの泣いている感じが頭の中に色濃く残っていて、一人で食べる静かで落ち着いた食事よりも、あの騒がしい食卓のほうを求めているのだと思う。

お店に入る瞬間を想像しただけで、少し寂しいというか、自分に何か足りないなと思う。

もちろん、寂しいこと自体がネガティブなことになっているわけではない。一人での外食は日々のリフレッシュになる場合もあるから、一人で食べることに対して悲観的になっているわけではない。ただ、ふとした瞬間に寂しさを感じたことで、家族の存在がどれほど大事かということや、自分がどれだけ家族に対して愛があったのかということに気づけたことが、今の私にとっては大事なことだったのだと思う。

この寂しさは、一人の食事を楽しめなくなったからではなく、家族との時間が自分の中で思っていた以上に大切なものになっていると気づけた証拠なのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!