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2つのヘリテージビルディングで非日常体験

2024年12月某日
わざの美 工芸が織りなす装飾の世界
旧近衛師団司令部庁舎

Ambience of ECM
九段ハウス


思いがけず、立て続けにヘリテージビルディングに訪れることになった2024年12月。
ヘリテージビルディング=歴史的建造物。

1つめは、旧近衛師団司令部庁舎。
以前は国立工芸館だったところ、と言った方がなじみ深いかな。
金沢へお引っ越しする前の最後の展覧会で訪れたのは、もう5年前か~
赤レンガでなんかこう、どっしりと重厚な外観。
内装は谷口吉郎の設計で改装されていて、クラシックな雰囲気に浸れる。
すっごい工芸の技と相まって、いい気分。


2つめは、九段ハウス(旧山口萬吉邸)。
小耳に挟んだことはあるけど、なんとなく謎に包まれていたお宅。
それもそのはず、2018年まで子孫の方が住まわれていたそう。
新潟県長岡市がルーツの山口家が1927年に建てた邸宅。
内藤多仲、木子七郎、今井兼次という3人の建築家が携わっている。
スパニッシュ様式の洋館。スパニッシュ様式?


●わざの美 工芸が織りなす装飾の世界
旧近衛師団司令部庁舎

「令和6年度文化庁首都圏伝統工芸技術作品展等開催事業」
というなが~い肩書きのもと、プチ展覧会を開催。
人間国宝からその次の世代まで、22点の作品が展示されていた。
かなり近くで観られて(でもあんまり近づくと怒られる)、よかったなあ。


陶彫彩色「霊獣呉爾羅れいじゅうごじら」 中村弘峰
筋肉とか皮膚感がすごい 耳の中は赤いのか


切嵌銀花器「白の連山」 大沼千尋
「きりばめ」という技 デザインはモダーン


銀銅赤銅接合花器「赤い海」 大角幸枝
銅&銅のわざ


網代隅切重箱「玄」 小森邦衞
漆で網代編みを表現


蒔絵螺鈿文箱「天恵」 室瀬和美
人間国宝の室瀬さんの作品。栗鼠と葡萄って伝統的なモチーフ。
漆黒の中にふわ~っと栗鼠が浮かび上がるのが幻想的


蒔絵螺鈿箱「太陽」 浅井康宏 
宇宙を感じるデザイン


乾漆螺鈿神代箱「Kalligramma」 しんたに ひとみ
曲線が繊細だわ


碧釉漣文盤「オーシャン エッジ」 木村芳郎
吸い込まれるような青。海の青。すごいデカい


青瓷氷裂文鉢 津金日人夢 
パキパキって音がしそう


水象紋扁壺「みなも」 望月集
色合いが好き。楕円もおもしろい。これもすごいデカい


青磁堆磁線文鉢 神農巌
釉薬を重ねて文様を表現しているとのこと。ほえ~


色絵雪花薄墨墨はじき雪文鉢 十四代今泉今右衛門
雪花がかわいい。自由に描いた雪花


友禅着物「位相市松亀甲文」 森口邦彦
つぶつぶと幾何学的な亀甲文が、すごくおしゃれ


長板中形着尺「萩文」 松原伸生
展示のしかたがおもしろい


小倉縞帯「翠変化」 築城則子
天上へ続く道、みたい


紋紗振袖「牡丹亭」 土屋順紀
透けるくらい薄い織。グラデーションが美しい


総絣(打掛) 新垣幸子
絣の模様が素朴でいいなあ


「渦」山本茜
万華鏡みたいな、不思議な世界がぎゅうっと


陶彫彩色「星夜」 中村信喬
伴天連さん。シックな細工が美しい


木芯桐塑布和紙貼「悠久」 青江桂子
表情とか全身がかわいい


欅たも造酒卓木偏 五十嵐誠
さりげない組み合わせが素敵。


朽竹達磨四代 田辺竹雲斎
竹の生命力をすっごく感じる。なんかもうようわからんくらいの編み込み


●Ambience of ECM
九段ハウス

九段ハウス 玄関 
ドアとライトのデザインがいきなり素敵


創立55周年を迎えたドイツの音楽レーベル「ECMレコード」の日本初のエキシビション「Ambience of ECM」。
「静寂の次に美しい音」がコンセプトのECMの音楽が、部屋ごとに異なるサウンドシステムから流れてくる。
これはどう考えても心地よい空間だわ、ということで友だちに誘われ訪れたのだった。

夜の会だったので、とってもいい雰囲気。
スパニッシュ様式、シックで居心地がよかったなあ。
木のぬくもりだったり、部屋が広すぎないのも好き。
そして家具が素敵。家具職人が住み込みで働いていたとか。こだわりが感じられる。
ソファに座って、音の良いスピーカーからアンビエントが常にと流れてる。
ああずっと聞いてられる~


応接間 白い壁とこげ茶の木材がシック
応接間 家具と床にも職人わざが


とにかく落ち着く応接間。
座り心地の良いソファ、豪奢すぎないシャンデリア、そしてECM


うっとりする室内ライト


スクラッチタイル?


ECMのジャケットデザイン展示


階段 手すりの大理石とくるくるなデザイン
さまざまな木を組み合わせたデザインがすばらしい
曲線に沿わせるのって、すごくない?


和室 床の間に浜千鳥
障子と紋?が素敵


3階のホール 自由に歩いて音を感じて


階段 手すりがいい感じ そして上り下りしやすいってところがいい
階段 こんなところにもくるくるデザインが!


階段 アザーサイド


タイルの床がかわいい


NATIONAL INDICATOR


地下はクールでかっこいい


地下 アール越しにECMのアートワーク
普通に撮ってもかっこいい写真になるな~


茶室 この写真、見てるとじわじわおもしろい
茶室の扉
茶室は畳敷き 狭くて暗くていい音で、落ち着く~


地下は小部屋がいっぱい アートワーク
地下 誘われる展示


いきなりボイラー室 


ドア越しの~エントランス


口から水がちゅ~っと出ていたらしい 金魚を泳がせたりしていたとか
水辺の上のデザイン 色ガラスがさりげなく


玄関の天井 欄間みたいに抜けてるところのデザインが素敵


庭からの風景



実は以前、九段ハウスの隣のビルで少し働いていたことがある。
高~い壁に囲まれた、なんか歴史ありげなこの建物はなんなんだろう?って不思議に思ってた。
普段は公開していなくて、イベント開催時のみ入れるのかな?
とにかく、心地よかったなあ~


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