原発問題
前述の記事と内容は異なるが、似たような感覚でずっと気になっていたことがある。原発の問題だ。
坂本龍一氏の本を読んだことをきっかけに、氏が反対派として広く活動していたことを知った。私は氏のファンでもなければリスペクトしているわけでもない。唯単に、たまたまタイトルに惹かれて彼の本を読んだだけの、通りすがりの者である。
原発は危険で、多くの人がその発電方法に危惧している。一方で、そこを生活の糧とし、供給されるそこからの電力で、生活が回っている。言わば反対しながらも恩恵を受けていることに、感謝している人がどのくらいいるのかとも思う。
原発以外の発電方法には、水力・風力・太陽光などの他に、海に囲まれた島国ならではの潮の力を使ったものまであるそうだ。へぇ~…知らなかったわ~である。
原発反対のプラカードを掲げ、運動を続けている人を、身の回りで見たことはないし、多分街頭でそのような運動を目にしたとしても、私は忙しいのでスルーしちゃうと思う。
唯、ずっと気になってはいる。漠然として…だけであっても、3.11以降、原発の危険性は見て見ぬフリでずっといて良いものと、思えなくなったからだ。映画化された実話も、頗る恐ろしかった。
しかし、原発からの電力供給という恩恵を受けているものの一人として、やはり未だ気になることはある。原発以外で電気を作るために、あらゆる方法があったとしても、それは現実的に実現可能なのか?という点だ。その判断基準やかかる費用が、原発をやめて実現できるのだったら、絶対移行して行った方が良いに違いないと思うからだ。
選挙活動などで、原発廃止を声高に演説している有力者を、テレビなどで見たことがある。私はテレビからしか見たことがないから知らないだけなのだろうか。演説している場所まで行けば、また、原発廃止のデモ現場に行けば、建設的な移行計画を、実感を持って感じることが出来るのだろうか?
現場ではなく、メディアを通じて、そのような問題に目や耳を向ける人口の方が圧倒的に多いと感じるが、本気で世の中を変えようというのであれば、何故その強力な〝メディア〟という媒体を逆手に取らないのだろう…と不思議でならない。結局は、〝説得力に欠ける〟という点で、風化されてしまってはいないか?
少し前に、風力発電の羽根が飛んだ…という事故があった。淡路島を車で走っていた時、海の中に立つ巨大な風車が青空の中で旋回する姿が美しく、思わず見惚れてしまった。しかしあれと同じようなものが中を舞い、地上を撃墜したのだと思ったら恐怖に震える。何にでもリスクはつきものだが、安全性を踏まえたうえで、より、人心を引き付ける提案が出来るのは誰で、どのような媒体なのだろう…と、とても気になっている。
