歴史:神社の個性、祭神・式内社・一宮・近代社格をAIで調べる
自分は各都道府県の神社1社で御朱印を頂いてます。
まだ全ての都道府県でいただいたわけではありませんが、各県のどの神社で頂くかは、有名な神社であったりユニークな神社などを選んできました。
はじめに
先日「いろんな神社あるけど違いはなんだ?」と気になって調べてみたので、ちょっと頭の中を整理します。
祭神
神社に祀られている神様を祭神(さいじん)と呼ぶ。
その神社で中心となって祀られてる神を主祭神と呼びます。
祭神は神話の神、自然を神としたもの、人物を神としたものなど、さまざまな存在があります。
「どの神様が祀られているのか」だけでも、その神社の成り立ちが見えてきます。
神様は数多く存在するため、祭神については個別に調べるのが一番だと思います。
評価の変遷
神社の評価は三つの時代を見ると大まかなことがわかります。
古代評価
古代の平安時代には朝廷が法をまとめた「延喜式(えんぎしき)」というものがあり、その中の「神名帳(じんみょうちょう)」に国家祭祀の対象となる神社が記載された。
記載された神社は式内社と呼ばれます。
式内社の中にも階層があって、まず「式内大社」と「式内小社」。
さらに、式内大社の中でも特に霊験があると朝廷から重視された神社は「名神大社(みょうじんたいしゃ)」と呼ばれ、国家の危機に特別祈願が行われた。
またリストアップされなかった神社は「式外社」と呼ばれることもあります。
ちなみに伊勢神宮だけは神名帳に載せる神社とは別格の扱いとなっています。
「名神大社」、「式内大社」、「式内小社」、「式外社」。
中世評価
中世といっても実際には平安時代終わり頃に律令国家ごとの一番、二番などが噂されるようになりました。
それが「一宮」・「二宮」。
朝廷が全国一律に評価したものではなく、各地域の慣習や由緒によって成立したもの。
今でいえば「多くのマスコミがそう呼んでる」レベルの話で、例えば国民的歌手や国民的俳優のようなもので公式な認定ではありません。
そのため時代や地域によって、ある神社が「一宮」とされたり、複数の「一宮」候補があったり、「元一宮」があったりします。
その評価が江戸時代終わりまで続きました。
またその頃は、国司(地方長官)が赴任後に国内の主要神社を巡拝する慣例があり、それが物理的に大変だったため、国内の主要な神社の祭神を一か所にまとめて祀った「総社」も設立された。
「一宮」・「二宮」・「総社」。
近代社格(旧社格)
明治になると政府がまた神社を整理しました。
まず皇室と関係の深い神社を「官幣」、各地の重要と考えた神社を「国幣」。
それぞれ大社・中社・小社と分かれます。
さらにそれ以外は「県社」・「郷社」・「村社」と分類されました。
ちなみに郷は村がいくつか集まった単位と考えて下さい。
ただしこの制度は1945年に廃止され、現在は国の制度としては存在しません。
「官幣大社」・「官幣中社」・「官幣小社」・「国幣大社」・「国幣中社」・「国幣小社」・「県社」・「郷社」・「村社」。
確認
神社の切り口はいろいろあると思いますが、
祭神+評価の変遷(古代評価+中世評価+近代社格)
だけでもわかれば、信仰や成り立ちを知る入り口にはなりそうです。
あとは気になる神社について「◯◯神社の主祭神、式内社かどうか、一宮・二宮かどうか、近代社格を教えて」とAIに質問すると教えてもらえます。
例として無作為に何社か調べてみました。
「北海道神宮」
主祭神:大國魂神、大那牟遲神、少彦名神
評価:式内社ではない、一宮・二宮ではない、官幣大社
「鹿島神宮」
主祭神:武甕槌大神
評価:名神大社、常陸国一宮、官幣大社
「神田明神」
主祭神:大己貴命、少彦名命、平将門命
評価:式内社ではない、一宮・二宮ではない、府社(県社と同等)
「熱田神宮」
主祭神:熱田大神
評価:名神大社、尾張國三宮、官幣大社
「出雲大社」
主祭神:大国主大神
評価:名神大社、出雲國一宮、官幣大社
「宇佐神宮」
主祭神:八幡大神、比売大神、神功皇后
評価:名神大社、豊前国一宮、官幣大社
その時代に存在しなかったり、下克上的に有名になったり、まさかその頃はそんな評価だったのかと驚いたり、ちょっと異なる別格扱いだったり・・・いろいろ楽しんで下さい。
終わりに
ただ、これらはあくまでも各時代の評価であり、優劣や順位付けるものではないことだけ理解下さい。
また、古い文献のため、資料によっては評価が異なったりすることもあるようです。
それからAIは時に間違います。
「あれ?」と思ったら異なるAIで裏をとるか、神社の公式サイトや由緒書きも参考にすると安心です。
