私のセカンドライフ〜人生を整えるということを、あらためて考える(その3)〜
前回(その2)では、
禅の考え方と尊厳哲学を通して、
「人との向き合い方」について考えてみました。
今回は少し視点を変えて、
自分自身との向き合い方について
書いてみたいと思います。
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禅と掃除 〜心を整える第一歩〜
禅では、掃除をとても大切にしています。
「一掃除 二信心」という禅語があり、
信心よりも上位に掃除を位置づけているのだそうです。
えっ、信心よりも掃除?
最初は正直、驚きました。
けれど禅でいう掃除とは、
単にその場を片づけたり、
目に見える汚れを取ることではありません。
掃除とは、
自分の心を払い清め、磨く行為。
一生懸命に掃除をすることで、
知らず知らずのうちに積もった
心の塵を払い、心を整えていく。
禅では、そう考えます。
塵が落ちていなければ、
これだけきれいなら、
毎日掃除しなくてもいいのでは……。
そんなふうに思っていた私には、
少し耳の痛い話でした。
毎日、繰り返し掃除をする。
目に見えるところだけでなく、
普段は気づかない場所にも心を配る。
そうして整えられた空間には、
確かに、どこか凛とした
澄んだ空気が流れています。
きれいに掃き清められた庭や、
磨き込まれた廊下に立ったときに感じる、
あの静かな緊張感と清々しさ。
あれは、
空間だけでなく、
人の心までも整えられている証
なのだと、今は思います。
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禅が教える「自由」とは
禅における自由とは、
何にもとらわれず、こだわらず、
自在に変化しながらも、
自分を見失わないこと。
人と比べない。
過去に縛られない。
「こうあるべき」にとらわれない。
それは、
好き勝手に生きることではなく、
今の自分をきちんと引き受けて、
柔らかく生きるということなのだと思います。
年齢を重ねた今だからこそ、
この「禅の自由」という言葉が、
静かに心に沁みてきました。
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煩悩を消す処方箋は「呼吸」
禅では、
煩悩を無理に消そうとはしません。
怒りや不安、焦り、執着。
それらを「なくそう」とすればするほど、
かえって意識してしまうものです。
そこで大切にされるのが、
呼吸。
今、ここで、
静かに息を吸い、吐く。
呼吸に意識を向けることで、
頭の中を占めていた雑念は、
少しずつ力を失っていきます。
何かを頑張って変えなくてもいい。
ただ、呼吸を整える。
それだけで、
心は少し落ち着き、
世界の見え方が変わってくる。
これは、
日々の暮らしの中で
何度でも使える、
とても優しい処方箋だと感じています。
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人生を整えるということ
人生を整えるということは、
何か特別なことを始めることではなく、
・掃除をする
・呼吸を整える
・自分を責めすぎない
・今の自分を受け容れる
そんな小さな積み重ねなのかもしれません。
禅の教えも、尊厳哲学も、
結局は同じところに行き着きます。
人にも、自分にも、
敬意とやさしさを向けること。
それが、
セカンドライフを
穏やかに、しなやかに生きるための
「人生を整える」ということなのだと、
今は感じています。
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最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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