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貴女たちの仕事に期待しています

先日、庭で薪割りをしていると、薪棚の前にあるコナラにオオスズメバチが集まっているのに気付きました。

シロスジカミキリの産卵痕に群がるオオスズメバチたち

すぐ近くを歩いた時に飛来したオオスズメバチの羽音で気付いたので、一瞬驚いたのですが、オオスズメバチの方はこちらを気にするそぶりはありません。シロスジカミキリの産卵痕に顔を突っ込んで、ガリガリとかじっています。樹液を出して舐めているのです。

あぁ、おいしい

時々、顔を上げては口から白い固形物を吐き出します。オオスズメバチの成虫は腰が細いため、液体しか食べません。吐き出しているのは、樹液の水分を吸い取った後に残される何かが固形化したものなのでしょう。

私にもちょうだい

時々、ハチ同士が口移しで樹液を分けています。そして「ブブブブ」と重低音を響かせて飛び去ったり、また飛来するものがいます。皆、同じ巣の働きバチで、巣の仲間に樹液を持ち帰っているのでしょうね。

樹液出てるの?

周囲まで樹液の匂いがするのでしょうか? あたりを飛び回り、オオスズメバチの隙を狙うチョウがいます。

シロスジカミキリの産卵痕から樹液を吸うルリタテハ

翅を開くと瑠璃色の模様が美しい、ルリタテハです。

日光浴するルリタテハ

2匹のルリタテハが、日当たりで日光浴をしては、時々入れ替わりでコナラに飛来し、樹液を吸おうとします。

あんたどいてよ!

オオスズメバチとかち合うと、ルリタテハは翅をバッサバッサと開閉して威嚇しながら近づきます。オオスズメバチも一瞬怯んで、脚を広げたり腹部を曲げて針のある腹端をルリタテハに向けたりして威嚇します。でも大抵は体勢を立て直し、大顎を開いて威嚇すると、ルリタテハは追い払われてしまいました。

ハチの居ぬ間に

シロスジカミキリの産卵痕は、コナラの幹をぐるっと一周しています。オオスズメバチに追い払われたルリタテハは、幹の裏側でゆっくり樹液を吸うのでした。

樹液は幹に傷がついた場所から流れ出ますが、傷はすぐに治って、樹液は止まってしまいます。ですから昆虫が集まる樹液酒場になるためには、傷が治らないように傷を付け続けなくてはなりません。その働きをするのが、幹に潜行するカミキリムシなどの幼虫と、傷口をかじって広げるオオスズメバチなどです。自宅の庭に昆虫が集まる「御神木」があったら、虫好きとしては夢のようじゃないですか! 彼女達(働きバチはメス)の仕事が、このコナラを「御神木」に成長させるか、とても期待しています。

撮影機材:OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅡ + M.ZUIKO DIGITAL ED40-150mm F2.8 PRO + エレクトロニックフラッシュFL-700WR

軽井沢野鳥の森には、冬鳥が到着し始めました。そしてキビタキがまだ残ってます。旅の途中のマミチャジナイもご滞在中。

本日11月1日より「冬のナイトサファリツアー」がはじまりました。下見では立派なツノを持ったオスジカに出会いましたよ。

それではまた。


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