灯織の羽化について
[Imago,3]を幸い現地鑑賞することができたが、眼前で起きたことを現地では咀嚼し切ることが出来ず、この1週間アーカイブを視聴していて、個人的にスッと納得できた、羽化不全からスマイルシンフォニアに至るまでの楽曲の解釈について述べる。
セットリスト
灯織ソロ以降の楽曲は以下の通り
M11:スローモーション
M12:Shower of light
M13:BRIGHTEST WHITE
M14:枕木の歌
M15:ヒカリのdestination
M16:スマイルシンフォニア
現地で考えたこと
M11:スローモーション
灯織のソロ楽曲であるわけだが、この楽曲自体灯織が成長していく過程を描いている楽曲となっているため、この繋ぎで羽化するのは良い流れだなぁと率直に思っていました。
M12:Shower of light
連番者が高山がここで素直に羽化させるはずがないという、LMEで学習をした発言をしていましたが、正直私は信じていませんでした。
ただ、あの赤い翅を見たときには思わず腰を抜かして固まってしまったほどです。羽化に対しての懐疑的な発言や、羽化後に対する不安を吐露していた[Pupa,2]の灯織の様子が蘇り、素直に羽化できる状況ではなかったことを察しました。
M13:BRIGHTEST WHITE
「翅が願いそのものだと言うなら、私だけの翅が欲しい」
このセリフと共に始まった時はもう楽曲の意味を考えることしかできませんでした。とにかく歌詞を追い、この曲が表しているところを感じようと必死になっていました。
変わる事も 揺らぐこともない道なんてないんだ
ただ夢だけ 見上げた先に夢があるだけ
この歌詞に当たった時に、イルミネ2人から灯織へのメッセージのように捉えていました。ここの部分の歌詞に囚われてしまったために、後の楽曲の解釈が上手く自分の中に落ちてこなかった要因になったと今では思っています。
M14:枕木の歌
眼前で起きたことを整理することに必死になっていて、気づいたらイルミネコールが巻き起こっていました。あの場、あの状況ではアンコールというよりもイルミネを応援したい気持ちが会場全体で出ていたものだと思います。
そして、枕木の歌のイントロが聴こえてきた時、私は更に混乱に陥りました。
「なぜ!?このタイミングで別れについての歌を歌うんだ!?」
思わず現地で見ていた私は「イルミネ」にこの楽曲を当てはめてしまったのです。
イルミネのライブがバッドエンドな訳が無い。何か、他に理由があるはずだと、BRIGHTEST WHITEに続き必死に歌詞を追っていましたが、現地でその答えを出すことは叶いませんでした。
M15:ヒカリのdestination
この曲のイントロが流れた瞬間、この流れを救ってくれる!?と本能的に嬉しくなった記憶があります。
そして、その嬉しさが叶った灯織の羽化の瞬間は十分な解釈ができなかった私でも涙無しでは見れなかったです。
完璧・永遠であることは美徳であり
— アイドルマスター シャイニーカラーズ【ブランド公式】 (@shinyc_official) September 16, 2024
彼女達は幾度も到達の機会を与えられる
LMEを代表するフレーズになった上記のコンセプトが、まさに今回も演出として現れているんだなぁと率直に感心していました。
少なくとも完璧な羽化では受け取れなかったメッセージがあるのだろうと考えていましたが、現地で私はそれを汲み取り切ることができなかったなぁという後悔はありました。
M16:スマイルシンフォニア
もう[Imago,3]まで2公演を重ねてきた自分としては、やはりこの曲以外で締められる曲は無いだろうと思っていたので、ちゃんと来てくれて良かったという安堵と、これでUka,が終わってしまうのかという思いに胸を締め付けられる思いで必死に応援していました。ラスサビ前で前が見えなかったです。
<脱線>
ひとつのココロは些細なことで
潰されそうにもなるけど
重ね合わせれば強くなれる そう教えてくれた
私がスマイルシンフォニアでどうしようもなく好きな歌詞。
集まったヒカリは BRIGHTEST WHITE
色彩を束ねて 無限に光れ ah… ah…
私がBRIGHTEST WHITEでどうしようもなく好きな歌詞。
個人的なツボというか、イルミネ良いなぁと思うのはやっぱり3人揃った時の耀きなんだろうなぁと思います。
だからこそ、「最大光度の条件は」でお互いに自分にはなし得ない長所があるからこそ3人一緒なんだという団結を強める趣旨が含まれた「Shower of light」がどうしようもなく好きななんだろうなぁと思っています。
結局考えがまとまらなかった
それぞれの楽曲がめちゃくちゃ良かったという感想はあったし、変化することに対して不安を感じやすい灯織だからこそ、イルミネの「ずっと一緒にいること」を最高な形で両立したステージだったという感想は持っていました。
ただ、羽化不全の後に歌った楽曲たちが灯織にどう影響してヒカリでの羽化に繋がったのかをその日のうちに答えを出すには至ることができず……
平日もアーカイブをちょこちょこ視聴して考えてもなかなかまとまらなかったのですが、この土日に通しで見た時にスッと自分の中に落ちた解釈が出てきました。
アーカイブで見出した私の解釈
M11~12
ここまでは、[Larva,1][Pupa,2]でぎこちなかった灯織に隠されていた思いが、羽化の場で具現化してしまったのだと考えています。
灯織の能力的には、イルミネの2人が言っていたように羽化できるはずでしたが、やはり羽化した後についての不安が追いかけてきてしまって羽化不全になってしまったのだと思っています。
M13:BRIGHTEST WHITE
現地では歌詞をしっかり追いきれず、途中で解釈できたと思い込んでいたわけですが、歌詞をしっかり読んでアーカイブを見た時に、この歌は灯織が自分の夢を見つけた歌なんだと気づきました。
真っ白に輝く 夢を手に入れた
描くだけじゃもう足りない
染め上げていこう 未来の私を
何度でも何度でもこの手で
どんな景色が 生み出せるだろう
集まったヒカリは BRIGHTEST WHITE
「私だけの翅が欲しい」という夢を見つけたからこそ、その先にある未来をどう描こうか期待を寄せている、夢を見つけるまでの灯織が不安に感じていたことをむしろ期待しているんだということを表しているのだと感じました。
M14:枕木の歌
この歌が「イルミネ」に当てはめているものではないと気付いたきっかけが、BRIGHTEST WHITEからの流れを汲んでいる何かがあるはずだと考えたときです。
BRIGHTEST WHITEでは、「私だけの翅が欲しい」と明確に灯織が意識づいた時に、これまで不安を感じていたこれからのことに対して、とても期待するようなニュアンスに取っていた私は「まるで別人のようだ」とふと思いました。
その時に、
この歌は「未来に不安を感じていた灯織」と「今の灯織」の別れを歌っているんだ!
と気づき電撃が走ったのと同時に、アーカイブにも関わらず現地以上に泣けてきてしまいました。
この曲別れを歌っているんですが、とてつもなくポジティブなんですよね。
離れても
出逢えた日や 過ごした日々は消えたりしない
記憶の中でぬくもりに手をかざすよ
また会える時まで
単に別れを歌っているわけではなく「未来に不安を感じていた灯織」も「今の灯織」を形作る重要な一部であることを理解しているからこそ、これまで歩んできた道を否定はしないけれども、灯織が成長するためには別れを告げないといけない。
そういう決意を感じさせる楽曲にもなり得るんだという、楽曲の無限の可能性を魅せられた瞬間でした。
M15:ヒカリのdestination
枕木の歌での決意を理解した上でこの楽曲を聴くと、イントロから涙を抑えられなくなりました。
現地では希望を感じていた私ですが、アーカイブを見ている私は、羽化する決意を固めた灯織にしか見えないので、こんなに心強いことがあるのかと驚きました。
そして、「この翅でずっと一緒に……!」というセリフで灯織が成長したからこそ「私だけの翅が欲しい」という願いを叶えたとともに、イルミネの「ずっと一緒にいること」を叶えたんだと確信させてくれて、「イルミネ……好きだ……」という気持ちがドバドバ溢れてきました。
M16:スマイルシンフォニア
無論
xRライブはコミュです
今回の公演を「ヒカリと夜の音楽、またはクロノスタシス」と称している方が多かったですが、まさにそうだと思っています。
シャニマス6thで初現地を経験し、3rd以降のライブBlu-rayは一通り視聴していますが、ここまで楽曲が持っている意味を考えたことは無かったです。
xRライブだからこそできる強いストーリー性に感化されるとともに、既存楽曲でこんな演出ができるのかと、シャニマスの可能性の大きさにこれからも期待を膨らませる他無いと思いながら、次のライブを申し込んでいます。
