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この世界は、私のための大きな舞台装置である。

ずっと私は、小さい時から、この世界は私だけが人間で、この世界は最後の人間である私を生かす為の大きな舞台装置であり、他の人間は精巧に作られた作り物であると信じている。

なぜかは分からない。なぜか、小さな頃からそんなことを考えている。

自分の人生の主役が、自分であると思いすぎているのかもしれない。
もしくは、他人の気持ちが分からず機械のように感じていたのかもしれない。

それはそうとして、この独我論は未だに私の中に残り続けている。
私が死んでしまったら、この世界は瞬く間に停止して、終わりを告げてしまう。
全ての生き物が停止し、地球が停止し、全て無になる。
そう感じている。
私から見えるこの世界が、この世界の全てで、私の中の地球という舞台装置は、私の生存の有無によって全て管理されていると思う。

だから、もし、あなたが人間ならば、貴方の中の私は舞台装置の一部であり、貴方が死んだ瞬間に私も停止するのである。
貴方が見ている世界は、貴方が見ている地球はもしかしたら私のものとは違うかもしれない。
ただ、それを証明することは出来ない。
様々な手を使って考えたとしても、それは、私の中の世界での他者から見えている世界で、他の人の世界から見えている世界の立証にはなり得ない。

だから、なんだという話ではある。
主人公らしく生きろとかそういうものではない。
恐怖を感じている訳でもない。
ただ、この不思議な見え方を愛したいだけである。

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