生徒さんが教えてくれたY2K
時々、私にとってどんなジャンルなんだろうと思える服を着ている生徒さんがいる。
きっと何かテーマがあるのだろう。生徒さんに聞いてみたら、Y2Kファッションと言われた。
全くピンと来なかったので、調べてみた。こういう時、歳をとったなぁ。昔はいろんな流行を押さえてたのに。もうついてけないや。と思う。
Y2Kファッションとは、「Year 2000(2000年ごろ)」を意味する「Y2K」から生まれたファッションスタイル。1990年代後半〜2000年代前半に流行したスタイルを、2020年代になって若い世代が再び楽しむようになったらしい。
私たちが若い頃に流行したスタイルが、また人気になっている。
あれ?と思った。
そういえばY2Kという言葉、他の意味でも聞いたことがある気がする。調べてみたら、案の定「2000年問題」のことだった。
当時、多くのコンピューターは年を下2桁(99など)だけで管理していた。2000年になると「00」を1900年と誤認識し、銀行や飛行機、電力などに障害が起きるのではないかと心配されていた。
結果として大規模な混乱は起きなかった。それは各国が何年もかけて対策を進めた結果でもある。
つまり、
昔のY2K=2000年問題(コンピューター)
今のY2K=2000年前後のファッションやカルチャー
同じ3文字なのに、頭に描いているものは全然違う。
生徒さんにとってのY2Kは「憧れのレトロ」で、私にとってのY2Kは「起きなくてよかった大惨事」だった。同じ言葉を使っているのに、見ている景色がまるで違う。
言葉は、使っている世代や時代によってこうも変わるのかと改めて思った。教えてくれた生徒さんには、感謝しかない。おかげで一つ、面白い発見ができた。
