情けは人の為ならず。
よく聞く言葉ですが、「誤用が多い言葉」としても有名ですね。
正直なところ、私自身も本来の意味をきちんと理解できていませんでした。
■ 情けは人の為ならず とは?
この言葉の本来の意味は、
人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがて良い報いとなって自分に返ってくる
というものです。
「人を甘やかすとよくない」という意味ではありません。
■ 続く言葉を知ると、誤解しない
このことわざには、よく知られていない“続き”があります。
・情けは人の為ならず、巡り巡って己が為
・情けは人の為ならず、いずれ我が身に返る
こうして続きまで見ると、意味はとても分かりやすくなります。
■ 似た考え方の言葉
この考え方に近い言葉は、昔からたくさんあります。
・因果応報
(良い行いにも悪い行いにも、それ相応の結果が返ってくるという考え方)
・善因善果
(良い原因〈行い〉からは、良い結果が生まれるという意味)
どれも、「行いは巡って自分に返ってくる」という思想ですね。
英語にも、よく似たことわざがあります。
・What goes around comes around.
(巡り巡って自分に返ってくる)
・You reap what you sow.
(自分の蒔いた種は自分で刈り取る)
どちらも、「自分の行いは、形を変えて自分に戻ってくる」という意味です。
国や文化が違っても、同じような価値観があるのは面白いところです。
■ 誠実に生きるということ
だからこそ、できるだけ嘘はつきたくないし、誠実に生きたいと思います。
人にいいことをすると、将来それが返ってくる。
もちろん、それも一つの側面だと思います。
でも、それだけではない気がしています。
人に親切にしたとき、自分の心が少し清々しくなる。
その感覚こそが、すでに「返ってきているもの」なのかもしれません。
自分に自信を持って生きている。
そんな実感にもつながっている気がします。
■ 投資にも通じる考え方
この考え方は、投資にも通じるところがあると思っています。
投資は、ある意味では「自分の老後のため」にお金を増やす行為です。
ですが本来は、
企業が市場から資金を集め、
その資金をもとに事業を成長させ、
その成果の一部を配当として受け取る。
そんな流れの中にあります。
つまり投資とは、企業の成長を支える行為でもあります。
■ 株価ではなく「関わり方」
そう考えると、
「株価が上がるかどうか」だけに注目するよりも、
「どんな企業に資金を託すか」という視点の方が大切なのかもしれません。
■ まとめ
情けは人の為ならず。
この言葉は、単なる道徳ではなく、
人の営みの「循環」という考え方かなって思います。
人への親切も、企業への投資も、すぐに結果が出るものではありません。
でも、時間をかけて、形を変えて、やがて自分に返ってくる。
そう信じたいからこそ、
今日も少しだけ、誠実に生きていきたいと思います。
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