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介護職あるある〈ギョウカイヒョウロンガ〉~現場を動かさず、口だけを動かす知識の亡霊~

はじめに

介護の現場には、稀に「プレイヤー」ではなく「観客席」から仕事を評価する者が現れます。
彼らは最新の介護報酬改定や、他施設の成功事例には異常に詳しいのですが、目の前のナースコールには驚くほど反応しません。

今週ご紹介するのは、
現場の士気をじわじわと削り取るインテリモンスター
〈ギョウカイヒョウロンガ〉です。

基本ステータス

  • 名前:ギョウカイヒョウロンガ(業界評論家)

  • 分類:思考停止型 闇/風属性

  • 出現場所:スタッフステーションの隅、休憩室、研修後の会議

  • 好きな言葉「エビデンス」「他施設では」「そもそも論」

  • 苦手な言葉「で、誰がやるの?」「とりあえず動こう」「現場のリアリティ」


① 実践を拒む【ソモソモバリア】

ギョウカイヒョウロンガの最大の特徴は、あらゆる指示や提案を「そもそも」という言葉で無効化することです。

管理者が新しい取り組みを提案しても、
「そもそも、今の体制でそれをやる意味は?」
「そもそも、教育システムが整っていないから無理ですよ」
と、論理の壁を築きます。
彼らにとって、議論に勝つことが目的であり、目の前の利用者様が良くなることは二の次なのです。

② 現場を凍りつかせる【タシセツマウント】

「前の施設ではこうでした」「SNSではこれが常識です」

彼らは外の世界の情報を武器に、今の現場を「遅れている」と断罪します。 しかし、その改善のために自ら泥を被ることは決してありません。
彼らが放つ【タシセツマウント】は、現場で必死に頑張っているスタッフの自尊心を削り、
「どうせうちはダメなんだ」という諦めの空気を蔓延させます。


③ 必殺技【クチサキソリューション】

問題が起きた際、彼らが繰り出す、実行を伴わない解決策。

「仕組みさえ作れば解決するはずなんですけどね(私は作りませんけど)」

この一言で、すべての責任を管理者や組織に放り投げます。
彼らの言葉は一見正論に聞こえるため、反論しづらいのが厄介なところ。
しかし、その言葉には「汗」が混じっていないため、
現場の心には一ミリも響きません。


④ 倒し方|「実践のリング」に引きずり出せ!

ギョウカイヒョウロンガの魔力を解くには、
評論を「行動」に変換させるしかありません。

○「アウトプットの強制」
 「素晴らしい分析ですね。では、その仕組みのドラフトを来週までに作成して、あなたがリーダーとして実行してください」
と、責任ある役割をパスします。
彼らは「責任」という光を浴びると、急に弱体化する傾向があります。

○「現場の事実にフォーカス」
「理想は分かりました。で、今の○○様の失禁をどう防ぐか、具体的な案を3秒で出してください」と、
机上の空論から、生々しい現場の現実に引き戻します。

○「『評論』と『貢献』の区別」
「意見はありがたい。でも、私たちが求めているのは『解説者』ではなく『チームメイト』です」と、明確なスタンスを提示し、口だけ出すことを許さない空気を作ります。


おわりに

ギョウカイヒョウロンガは、実は「現場で失敗して傷つくのが怖い」という臆病な心を隠していることが多いのです。
知識があるのは素晴らしいこと。
その知識を「批判」ではなく「改善」のために使えるよう、管理者がうまく誘導してあげることが重要です。

あなたの職場にもいませんか? 腕を組み、遠くを見つめて正論を吐き続ける〈ギョウカイヒョウロンガ〉
中途採用で現れる傾向が高いため、この4月からのユニットには出現率高めかもしれません。
もしあなたの施設に現れた際は、
彼らに「評論家」ではなく「当事者」としてのチケットを渡してあげてくださいね👋

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