見出し画像

夢だった会社に受かったのに、私は適応障害になった。―30代後半転職で気づいた「憧れ」の危険性

私は30代後半まで、仕事においては比較的良い評価をいただき、周囲から見れば順風満帆に見えるキャリアだったと思います。
自分で言うのも何ですが、いわゆる出世コースにも乗っていました。

ただ、ある時ふと、
「もっと自分はできるのではないか」
「もっと良い会社で働けるのではないか」
そんな些細な思いが頭をよぎり、転職活動を始めました。

「一度きりの人生」という言葉に勝手に背中を押され、エージェントの勧めもあって、この段階で気づけば“新卒が入りたい会社ランキング”の上位に名を連ねる企業を4社受け、3社から内定をいただきました。

正直、迷いました。

この3社のいずれかに進むべきなのか。
本当に自分が心から行きたい会社なのか。
それとも、流れに乗って受けただけなのか。

悩んだ末、私は3社とも辞退しました。
その時、「どんな会社なら迷わず決断できるのか」を自分に問いかけた瞬間、頭に浮かんだ会社が一社だけありました。

昔から憧れていた会社。
ずっと夢見ていた場所。

まるで私の気持ちを見透かしたかのように、その会社が中途採用で、まさに私が希望するポジションの募集を始めたのです。

倍率は相当高いだろう。
それでも、「ここに挑戦してダメなら、もう転職はやめよう」
そう決めてエントリーしました。

正直、最初から受かるとは思っていませんでした。
世界的にも有名な企業のため英語力がある程度求められる会社でしたが、私は正直英語が得意ではないですし、社会人になってからも英語を使う場面があっても、翻訳はAIに任せる範囲で仕事は支障がなかった事もあり、学生時代以降は英語学習に力を入れていませんでした。

それでも募集要項に英語に関する明確な足切り条件はなく、後先を考えずにチャレンジしました。

エントリーシート、適性検査、面接。
すべて悔いが残らないよう、準備できる限りのことはしました。

結果は、合格。
内定受領。


「本当に?」
夢ではないかと何度も疑いました。

ここから先は

1,674字
この記事のみ ¥ 500
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

休職や出戻りを経て再出発に至るまでの体験をまとめたマガジン。適応障害との向き合い方を等身大で綴っています。

転職をきっかけに適応障害を発症し、休職と出戻りを経験しました。 「せっかく転職したのに」「また元の職場に戻るなんて」――そんな思いに押しつ…

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が参加している募集

「出戻り転職」「キャリアの悩み」など、私自身の体験をもとに書いています。 共感していただけたら、ぜひチップで応援していただけると嬉しいです。 いただいたチップは、さらに役立つ記事作りに活かします。