60歳から2度目の人生 ─ 1度目を参考にバージョンアップ
私は今64歳。
まだまだスタート地点と考えています。
還暦で赤ちゃんに逆戻り
還暦は十干十二支の60干支を元に考えられたもの。
1961年の辛丑(かのとうし)の年に生まれた私。
2021年の辛丑で還暦を迎えました。
今年は丙午(ひのえうま)。
1966年、丙午年に生まれた方が、今年、還暦となりますね。
60年経つと、自分が生まれた年と同じ干支にぐるっと一周して戻ってきます。
この「元の暦に還(かえ)る」という意味から「還暦」と呼ばれています。
生まれた年は当然「赤ちゃん」でした。
そこに還り、もう一度赤ちゃんに戻って人生をスタートするといった意味合いで赤いちゃんちゃんこを着たり、赤い帽子をかぶったり。
老子は理想的人間の比喩として赤ちゃんを挙げています。
体も心も、人として最も柔らかい時期。
そこに還るのですから、還暦はめでたい!
易経で還暦を考える
中国の古典である『易経(えききょう)』の視点から見ても、
60歳という節目は興味深い意味を持っています。
老子が「柔らかさ」に価値を見たとすれば、易経は「変化と循環」に価値を見ています。
還暦は一つの循環が終わり、新しい循環が始まる節目とも考えられます。
卦の中で言えば、私は「地雷復(ちらいふく)」が近い感じがしています。
地雷復は、一つの流れが極まった後、新しい始まりが訪れることを表す卦です。
60年という旅を経て、新しいサイクルの始まり(一陽来復)にたどりついたような感じ。
1度目の人生(最初の60年)で私たちは、
たくさんの経験を積み、
知識を蓄え、
時には失敗もしながら「自分」という土台を作ってきました。
そして迎えた2度目の人生。
ここからの私たちは、ただの赤ちゃんではありません。
「1度目の経験」という貴重なデータベースを持った赤ちゃんです。
バージョン2.0の人生
1度目の人生で
「これはうまくいかなかったな」
「あそこはもっとこうすれば良かったな」
というデータがあるからこそ、
2度目の人生は最初からバージョンアップした状態(Ver. 2.0)でスタートできるのです。
還暦を0歳と数えるなら、私は今、4歳。
伸びしろしかありません!
4歳といえば、
言葉を覚え、
周りの世界に好奇心旺盛で、
毎日新しい発見に目を輝かせている時期です。
今の私もまさにそんな心境です。
まだ4歳
体と心の力を抜くこと(老子の言う「柔らかさ」)
これまでの経験を知恵に変えること(易経の教え)
この2つを掛け合わせれば、
これからの人生は1度目よりもずっと軽やかで、
ずっと楽しいものになると確信しています。
「もう60代」ではなく「まだ4歳」。
過去の経験を最高の参考にしながら、
私らしい2度目の人生を、
ワクワクしながらデザインしていこうと思います。
これからも好奇心を忘れず、
新しいことに目を輝かせながら……
人生はこれからだ!
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