最強AIサービスNotebookLMを暗記に利用する
私は般若心経を暗記した側の人類です。あなたはどうですか?
しかしひとつのプロジェクトが終わると次のプロジェクトがはじまります。そのプロジェクトのひとつが歴代天皇暗記です。それを宣言してから既に9年経ちました。時々思い出したように試みるのですがとりつくしまがなくて果たせていませんでした。
新兵器NotebookLM
Googleが提供する最強AIサービスNotebookLMを使っていますか。わたしは多くは Geminiや ChatGPTのようなチャットボットと、AntigravityのようなAIエディタ・
IDE(統合開発環境)を使っています。業務フェーズ的に精読的なインプットよりも、サーベイ的なインプットやもっとアウトプットに振っている。従って、精読的な取り組みに強いと思っているNotebookLMは頻度が低いです。
しかし、長年の懸案となっている歴代天皇を、なんとか消化できないかと考えた時、NotebookLMの利用は最適と思われました。
準備
ソース
まず新しいNotebookを開きます。
適当な歴代天皇一覧・系図を宮内庁とかのサイトから取ってきます。宮内庁の系図は画像ファイルなのでダウンロードしておいてNOTEBOOKLMのソースに入れます。
これだけです。
チャット開始
歴代天皇全部覚えたい。たとえば平安時代をどう覚えるか?
歴代天皇を全て覚えるとは、素晴らしい目標ですね!
平安時代は期間が長く、50代 桓武天皇から81代 安徳天皇まで約30代もいるため、「3つのグループ」に分割して覚えるのが最も効率的です。
資料のリストに基づき、以下の区分けをおすすめします。
1. 初期(遷都〜安定期)
50代 桓武[1] 〜 58代 光孝[1](計9人)
桓武、平城、嵯峨…と続く、平安京の基礎を作った時代です。
2. 中期(摂関政治・「後」の時代)
59代 宇多[1] 〜 70代 後冷泉[3](計12人)
覚え方のコツ: 後半に後一条・後朱雀・後冷泉と、「後(ゴ)」が付く天皇が3連続します[3]。ここをひとまとまりにすると覚えやすいです。
3. 後期(院政〜平氏の時代)
71代 後三条[3] 〜 81代 安徳[2](計11人)
白河、鳥羽、後白河など、歴史ドラマでも有名な名前が登場します。
まずは最初の「初期の9人(桓武〜光孝)」から順番に見ていきますか? それとも、覚えにくい特定の箇所がありますか?
初期を見たい。
承知しました。平安初期の9人(50代〜58代)を見ていきましょう[1]。
この9人は、「3人ずつ」のリズムで区切ると非常に覚えやすくなります。
第1グループ:平安京の幕開け
50代 桓武(かんむ):平安京を作った人。
51代 平城(へいぜい)
52代 嵯峨(さが)
覚え方: 「カン・ヘイ・サガ」とリズムよく読みます。
第2グループ:安定と藤原氏の台頭
53代 淳和(じゅんな)
54代 仁明(にんみょう)
55代 文徳(もんとく)
覚え方: 「ジュン・ニン・モン」。特に仁明・文徳はセットで覚えると楽です。
第3グループ:源氏の祖と混乱
56代 清和(せいわ):清和源氏の祖。
57代 陽成(ようぜい)
58代 光孝(こうこう)
覚え方: 「セイ・ヨウ・コウ」。
まずはこの9人の名前を何度か唱えてみてください。
この初期グループが頭に入ったら、次は「後」が付く名前が連続する中期(59代 宇多〜)に進みますか?
こういう感じで、自動的にチャンクを作って出してくれます。
見てわかるように、あまり上手いチャンクではありません。ですが、この過程で感じたのは、系図をダシに雑談することが記憶を促進することでした。
「【後】が多すぎる、しかもランダムすぎる」とか、「紛らわしい号が多い」とか、些細なことをぶつければぶつけるほど定着します。
注意しないといけないのは、NotebookLMは知識としてはソースに格納した分だけを参照するので、回答は全く博学ではないということです。
たとえば、「後桓武みたいな号はなぜ無いのか?」と聞いたら、もっともらしい説明らしきものをペラペラと書いてよこすのですが、実際は桓武帝は柏原帝とも呼ばれていたようで、「後柏原」へと継承(では無いが)されています。つまりわかりやすいハルシネーションでした。
ここで大事なのはあくまで自分の目的が歴代天皇の名前の暗記だということです。事績や委細を覚えるのではありません。ツールの限界を熟知する必要があります。
結果
仕事終わりから寝る前までに孝明帝までの121代を学習し眠りました。
翌日通勤やジョギングの合間などで復習を繰り返し、学習から30時間で書き出した(漢字は不問)ところ、121代中118代正解(97.5%)という好成績をあげることができました!
こうしたことから、独学でNotebookLMは非常に有効だと確信します。
ぜひみなさんの独学ライフでも試してみてくださいね。
