【専門家のシン・ゴジラ考察】ゴジラ細胞と阻害剤や極限環境微生物の関係ってなんだったの? 劇場で5回観て完全にわかったボルボックス博士が、徹底的に解説します #生物学 #微生物学 #微生物 #細胞 #細胞膜 #タンパク質 #分子生物学 #細胞生物学 #庵野秀明 #SF #新世紀エヴァンゲリオン #映画 #オタク #学者 #科学者 #生物学者
【返金申請可ですので、ノーリスクでお読みいただけます!】
SNS・ウェブのコメント
めっちゃ分かりやすくて勉強になりました😂😂😂
これは素晴らしい考察!ゴジラ細胞の機能とヤシオリ作戦を可能な限り科学的、生物学的に説明しようという試み。読んでてワクワクする。
こういう方向の謎解きはいいね。
コアとなる部分の謎解きにしては、作品内ではどうにもわかりづらい箇所だったのでまあまあすっきりした。
具体的にどのようなら可能か、を論じるのではなく「それを論じることに意味はない」が大意。「冷静なEVAオタ」だw
折り紙と分子構造と、作中の解決内容こういうことねってことわかりました。面白い!
分かりやすいし成程と思う
(恐らく)肯定的な立場から、重箱の隅をつついた考察です
結論、いらすとやは偉大だった
ずっとモヤってた疑問が解消した![ ]で囲まれた脳内補完と図が秀逸すぎる。
なんか懐かしい気持ち 笑 「野暮なことだが」と断りを入れながら語る姿勢が大人で、好感を抱きました。
見てるとわかった気になるんだけどよく考えるとアレってなんなの?というところをピンポイントで考察してくれてる。
本稿は映画「シン・ゴジラ」に関するネタバレである。作中に出てきたゴジラ細胞の細胞生物学的な機能とストーリー展開への絡みを、想像力で補完しながら説明してみたいと思う。
巨大不明生物ゴジラの細胞生理学的考察
(2016/09/14 劇場パンフレットからの引用を追記)
序論
空想科学映画としての「シン・ゴジラ」は、類するジャンルの作品同様、様々な科学上のテクニカルタームをちりばめて構成されている。作中においてゴジラは体内に原子炉様の器官を備えて核分裂をエネルギー源とする他、スーパーコンピュータや血液凝固剤、変態あるいは進化、ゲノムサイズや細胞膜、共生細菌としての極限環境微生物の存在など、比較的最近になってとりわけ一般の視聴者にもクローズアップされている科学上のトピックが多く、各々に対するなじみの深さに応じて、かつニヤニヤし、かつ首をかしげ、かつ喧々諤々議論するという、愉しみの余地を提供しているといってよい。
特に核心と思われる論点である、ゴジラの細胞膜の機能とその阻害剤の生理学について生物学的見地からあらためて説明を行い、さらにそのヤシオリ作戦遂行において果たす意味について、「新世紀エヴァンゲリオン」のATフィールドとのアナロジーも考えてみたい。
なお、専門用語を使って考えてみようとすると、作中のセリフだとどうしてもちょっとよく意味の通らないくだりがでてくる。なので、観客として脳内で適切に補完して考えた。以下の文中で、大括弧[]で囲んだ部分は、筆者がかんがえていて脳内で勝手に補完した箇所である。ご容赦願いたい。
「シン・ゴジラ」でのゴジラ細胞の機能
物語も佳境に入って、巨災対メンバーの間准教授はようやくゴジラ細胞の謎を解く「解析表」の謎の手がかりを思いつく。解析表は折り紙になっていて、細胞膜[にある分子]の分子構造を示しているのではないか、と、間は仮説を立てた。
「牧が遺した解析表は元素を変換する細胞膜の分子構造図ではないかと間が仮説を立てた。ゴジラは熱核エネルギー変換生体器官を内蔵する混合栄養生物と推測される。」「シン・ゴジラ」劇場パンフレットより
そしてこの細胞膜が、元素を変換することでエネルギーを無尽蔵に生成できる(作中ではそういう設定になっている)。どんな元素でも作ったり壊したりすることがこの細胞膜でできるようになっている。これを説明したのが次の模式図である。

図1. ゴジラ細胞における元素変換
これは巨災対にとってはバッドニュースだった。
というのは巨災対はゴジラに血液凝固剤を経口投与して、血液を利用したゴジラ冷却システムを止めようとしているのが、その血液凝固剤をゴジラ細胞膜に元素変換(分解)されてしまっては元も子もない。
今度は、元素変換をストップする手がかりを掴むために、全世界のスパコンに解析表を読み込ませて計算した。
ゴジラ細胞に共生する極限環境微生物のつくる抑制剤
ここから先は
¥ 950
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

