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🍏音コレ⑱"ミスターAOR"ボズ・スキャッグス来日特集[70年代の洋楽][私のプレイリスト]

明日5月22日の東京公演を皮切りに、全国6都市で、2年ぶりの日本公演を行うボズ・スキャッグス

そんな彼の来日を記念して、
今回の「🍏音コレ」は、"ミスターAOR"こと、ボズ・スキャッグスの特集をお送りします🎧


「ジョジョ」(1980年)


どうです?当時ボズは36歳だから、アルバムのタイトル通りの「ミドルマン(中年)」。
若い男には出せない、匂い立つような大人の魅力にあふれていますよね。

"50ドルも払えば、ジョジョが万事手配してくれるぜ。
女に金を稼がせて、ミンクを羽織って紳士を気取る。
ネオンの街の仲介屋(ミドルマン)。そいつが奴の正体さ🎵"


出典:ボズ・スキャッグス『ミドル・マン』(1980年、コロンビア・レコード)

ジャケット画像はレビュー目的の引用です。


続いてこのアルバム『ミドル・マン』からもう一曲。
TOYOTAのテレビCMに使われて、この曲も大ヒットしました🎧


トワイライト・ハイウェイユー・キャン・ハブ・ミー・エニィ・タイム)」(1980年)


"夜の翼を広げて、君はまた飛び立って行く。
僕にはもう君の声が聞こえない。
今宵こよいの夢が終わっても、
僕はずっとここにいるよ。
いつだって君が、戻って来れるようにね🎵"

ジョジョの囲う商売女にれてしまった僕。
純情な男のさがですよね。

ちなみに、この曲の間奏で渾身こんしんのギター・ソロを聞かせているのは、「哀愁のヨーロッパ」の、カルロス・サンタナ(※動画は別人)でした🎸


ここで、ボズのプロフィールを、簡単におさらいしておきましょう✍️

1944年、米オハイオ州の小さな町に生まれたボズ・スキャッグスは、幼なじみのスティーブ・ミラーのバンドに参加した後、ソロとしてデビュー。
ルーツ・ロック志向のレコードを発表して、一部のファンの間で人気を集めます。
そんな中、1974年に発表した『スロー・ダンサー(邦題「シスコの顔役」)』の、ファンキーなソウル・サウンドが注目を浴びます。

その路線をさらに進め、より洗練された大人のロック&ソウルの世界を描いたのが、名盤『シルク・ディグリーズ』(1976年)でした🎧


「ジョージア」(1976年)


街の女の哀れな身の上話に乗せられ、男は罪を犯して、ブタ箱に入れられてしまいます。

"ジョージア。奴らが俺をここから出してくれさえすれば、俺たちは一緒になれるんだ。
奴らに話してくれないかい?
俺は全部お前のためにやったんだってさ。
やつらは信じないだろうけどさ🎵"

男はだまされたことを薄々気づいてはいるけど、自分と一緒になりたいと言った女の言葉を、信じたいんですよね。
意地らしいじゃないですか?

出典:ボズ・スキャッグス『シルク・ディグリーズ』(1976年、コロンビア・レコード)
ジャケット画像はレビュー目的の引用です。


この『シルク・ディグリーズ』からは、「イッツ・オーバー」(全米38位)、「ロウダウン」(2位)、「リド・シャッフル」(11位)等がシングル・カットされ、「ロウダウン」はグラミー賞を受賞する大ヒット🏆

当然日本でも「ロウダウン」がシングルで発売されると思いきや、
意外にも「ジョージア」がシングルになったのでした😵

この作戦が見事にハマり、ご覧の通りのオシャレでダンサブルなサウンドが世間の注目を集めます。
そして続く第二弾に選ばれたのが、みなさんご存知の、この名曲でした🎧


二人だけウィ・アー・オール・アローン)」(1976年)


美しいピアノのイントロに乗せて、ボズは歌い出します。

"外では雨が降りだした。
やみそうもないから、
もう泣くのはやめなよ🎵"

ボズの吐く息が、白く煙る。

"窓を閉めて、灯りを落とそう。
二人を邪魔する者はない。
俺とお前の、二人だけ。
二人だけなのさ🎵"

日本中の女たちは、ボズの歌声に心をわしづかみにされ、男たちはボズの危険な香りに憧れた。

「ウィ・アー・オール・アローン」
この一曲で、ボズ・スキャッグスは、オシャレな都会の音楽の、代名詞となったのでした🍷


「ハード・タイムス」(1977年)


『シルク・ディグリーズ』の大ヒットから待つこと1年半。
満を持してボズが発表したのが、『ダウン・トゥー・ゼン・レフト』(1977年)でした。

出典:ボズ・スキャッグス
『ダウン・トゥー・ゼン・レフト』
(1977年、コロンビア・レコード)

ジャケット画像はレビュー目的の引用です。


一聴して分かるタイトなリズム。
前作のオシャレなソフト&メローなサウンドを踏襲とうしゅうしつつも、
ボズは時代の一歩先を行き、ロック色の強いサウンドに進化したのでした。

"再び僕は、君の魔力の淵に落ちていく。
引き返せない独房へ戻るんだ。
君の手にとらえられて、
僕はもう脱出不能なんだ🎵"



ここで一曲。リスナーの「Mさん」からいただいたリクエストを、ご紹介します。

『サタデー・ナイト・フィーバー』ジョン・トラボルタが主演した、青春映画『アーバン・カウボーイ』から、「燃えつきて」🎧


「燃えつきて(ルック・ホワット・ユーヴ・ダン・トゥ・ミー)」(1980年)

"君の瞳の炎に橋は燃え落ちてた。
そう、みんな君のせいなんだ。
こんなにたやすく、君に参っちゃうなんて、思いもよらなかったさ。
ねぇ君。まさか嘘だなんて言わないよね。
僕をこんなにさせておいて🎵"

ちなみに、ボズのバックで素敵なハーモニーを付けているのは、イーグルスのメンバー達なのでした🦅

それにしても、トラボルタ、やっぱりダンスが上手いですよね🕺


お送りして来ました「ボズ・スキャッグス特集」、
残り一曲となりました。

最後は、高校生の僕が、サバに似た顔の店長のレコード店で買った『シルク・ディグリーズ』を抱えて、
バスの窓から海峡の夜景を眺めた、この曲です🎧


港の灯ハーバーライツ)」(1976年)


エレピの音が、まるで波間をただよう光のようにきらきらと揺れ始める。

"俺は東京ローズの息子。
故郷を離れてさすらう運命さ🎵"

ボズの甘い歌声に寄り添って、ギターがカモメのように宙を舞う。

"ジャマイカの入江の記憶は、
今は思い出にとっておくか。
あぁ、美の女神のようなあかりが、
海風に乗ってきらめいて、
お前のもとへと連れもどす。
愛するお前のところへと🎵"


港の灯(ハーバー・ライツ)


✍ご意見、ご感想、リクエスト、お待ちしております。(はる風)

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