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キャラクターとライセンス<41>裏技

今回は番外編としてライセンス取得の裏技をご紹介しましょう。
裏技と言ってもまあ、当たり前のことなんですが、やはり人間関係の部分が大きいですね。

何回も書いていますが、いちばん大事なのは、ライセンシーとして版権元であるライセンサーの会社と、その窓口になる担当者(以下担当者と呼ぶ)の人間関係です。
その関係づくりの方法はいろいろありますが、担当者攻略法も考える必要があります。

①海外版権(例えば映画会社)で日本の窓口がその支社(日本法人の場合も多い)だった場合、当然担当者は英語が達者でしょう。そして話が進んでいったときの契約書も英文になることが多いです。
こういったときは、ライセンシーもある程度英語が話せる人間を担当にするべきです。
多くのそういったライセンサーの場合、残業が少なく、夜や休日に時間を使える人が多いので、ぜひ個人的に付き合いましょう
趣味のゴルフやキャンプなど、または夜のお酒等で相手の懐に入ってしましましょう。
こういうことができるライセンシーは他社より有利になるはずです。

②海外資本の国際的なエージェント(マネジメント会社が多い)の場合、かなりハードルが高いです。
まず、英語が基本になります。これは①と同じです。
そして担当者がプライド高く、クセが強いのでなかなか個人的な攻略は難しいと思いましょう。
どうしても攻略が必要なら、こちらの担当に、メンタルが強く、英語が得意で、相手にうまく合わせられる人をつけましょう。
金額や条件の交渉はまず難しいので、先方の条件などが折り合えば、あとは事務的に契約しましょう。

日本のエージェントの場合、いちばん付き合いやすく交渉もやってもらえるので楽な仕事になります。
注意しなければならないのは、ライセンシーを複数平行に条件などを比較することがあるので、これも人間関係を築く必要があります。
例えばA社というメーカーが交渉中のときに、その内容をB社に持っていき、「A社より良い条件であれば契約できますよ」なんてこともあります。
担当者と友だちになっておけば釘を刺す事もできますね。

日本のライセンスキャラクター専門のライセンサーの場合は、担当者との人間関係はもちろんですが、同じキャラクターをすでに契約している他社の情報を取りましょう。
つまり、その他社の担当を捕まえて友人関係になることは大きなアドバンテージになります。
うまくすればその担当からの紹介や、基本条件をベースにしたプレゼン、オファーが可能になって有利に働きます。

出版社がライセンス窓口の場合、求めるコンテンツの多くは漫画原作ではないでしょうか?
出版社のライセンスは大きく2種類の担当部署があります。
ライセンス専門の部署と編集部のふたつです。

出版社の編集メンバーは非常に忙しく、アポのタイミングは先方優先になることが多いようです。またクセがある方も多い?かも。なのでこちらも融通がきく担当者をつけることが求められますし、そのコンテンツに詳しいとなお良いですね。

ライセンス専門の部署が窓口になる場合は、やはり担当者との濃密な関係づくりがいちばん効果があると思います。
出版業界はパーティーが多いので、そこにも招待されるくらいになると理想的です。
また、飲食やゴルフ好きな人が多い印象です。

その他スキームやライセンスの業態はいろいろあるけど、すべて人間関係です。
その構築のためには会社も担当者への権限や、交際費の使い方にも柔軟に考えられることが必要です。
そして、会社対会社の関係も親密な方が有利になるでしょう。

以上はライセンスに限らず必要な要素です。
つまり、裏技はないのですね・・


つづく



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