【論文読んでみた】学びたい気持ちを学ぶには?
上の子が夜泣きしまくり、ヘロヘロになったので、今日はパフェを食べに行きました!(下の子は抱っこ紐に入れて)
元気になったのでnote書きます。
しばらくは実践共同体のお話が続きそうです。
松本雄一. 実践共同体の学習活動における動機づけの発展についての研究-「学習療法」 実践の事例をてがかりに. 日本認知科学会第 31 回大会発表論文集, 2014, 709718.
ひとことで言うとこんな感じ
誰かとともに学ぶ=実践共同体を通して、
言われたから学びます(理解されているだけの動機)、から、学ぶ意味を腹落ちしての学び(実際に有効な動機)にどうやって変わっていくのかを調べた研究。
実践共同体とは?
あるテーマにかんする関心や問題,熱意などを共有し,その分野の知識や技能を,持続的な相互交流を通じて深めていく人々の集団
(Wenge, McDermott, & Snyder, 2002)
すなわち、学習のための共同体ですね。社内の勉強会などがわかりやすい例。
「領域(テーマがあること)」「実践(ともに学び成果を出すこと)」「共同体」この3つがキーワードです。
実践共同体の種類
小規模に高頻度に開催する「熟達型」と、共同体同士が関わってネットワーキングする「包摂型」がある。
同じレベル感の実践共同体が並列することもあれば、重畳的な関係になることもあり、相互補完しあう。
研究の進め方
今回は、介護施設における学習療法に関する実践共同体とそこでの学びについて、インタビューなどの定性調査を行う。
研究の結果
日報を工夫してリフレクションしやすくする、先輩が丁寧に「ここ気づくとこ!」と利用者の些細な変化に気づかせるような適切なガイド、この2つが実践共同体内で行われていた
→利用者の認知機能の改善といった成果ばかりが目標だったが、利用者とのコミュニケーションが主目的に。成果のみにとらわれない自律的な学びへ(利用者の写真入りの個人史を作って学習療法に用いるなど)
先輩はサーバントリーダーシップ(下支えするようなリーダーシップ)のような配慮を求められている
熟達型・包摂型双方の共同体が併存
上位の共同体での発表機会を奨励していた
私なりに感じたこと
学ぶこと自体にも経験学習サイクルがあって、それを実践共同体の先輩(熟達者)にサポートして回してもらったっていう感じなのかもしれないなあ。なんて感じたり。
自分の学習内容って、なかなかメタでは見られないですよね。学習ってコンテントに意識が向きがちで、プロセスとか目標とかって見失いがち。
私の人生で、学びについてパラダイムシフトが起こるときは常に近くに他者のコメントがあったような気がします。
学ぶことは、結局のところ何かに活かしたり、まだ誰も明らかにしていない何かを解き明かしたりしたいということで、とても社会的な行為な気がしています。
