今日のヘーベル : 太陽光と蓄電池は本当に必要なのか「自然エネルギーの費用対効果を計算」
今日のヘーベル。
家づくりにおいて、太陽光パネルや蓄電池などの自然エネルギー設備は、一般的に「導入したほうがいい」とされることが多い。
地球環境への配慮や災害時の備えとして優れており、ハウスメーカー側も推奨しているスタンダードな設備だ。
私も最初は「そういうものか」と受け入れていたが、決して安い買い物ではない。
サイズやスペックにもよるが、ざっくり太陽光なら100万から150万程度、蓄電池は200万程度かかると聞く。
これだけで建築費が300万~400万上がると思うと、はいのせますと安易には決断できない。
そこで、世間で言われているメリットをそのまま鵜呑みにするのではなく、あくまで「我が家の場合はどうなるのか」を50年ローンという長期スパンでシミュレーションしてみることにした。
結論から言うと、我が家は
「太陽光パネルは載せられるだけ載せる」
「蓄電池とエコキュートは見送る」
という選択になった。
はじき出した計算結果を、シンプルにまとめておく。
【太陽光パネルのシミュレーション】
結論:採用(投資対効果がプラス)
* **初期費用:** 約120万円
* **ローンの月額増:** 約2,600円(金利1%、50年ローンの場合)
* **売電収入:** 月額 約3,000円〜4,000円(余った電気を売る)
* **自家消費で浮く分:** 月額 約5,000円〜6,000円(日中に高い電気を買わずに済む節約額)
* **夜間の買電:** 月額 約8,000円前後(太陽がないので普通に買うが、これはパネルの有無に関わらず発生する)
* **実質的な収支:** 毎月 約6,000円前後のプラス
50年という長いローンに組み込むことで、月々の返済負担はわずか2,600円まで下がる。一方で、パネルが生み出す価値(売電+節約)はそれを大きく上回る。
電気代の請求がゼロになるわけではないが、パネルを「載せた場合」と「載せない場合」を比べると、支払いを差し引いても毎月数千円が手元に残る計算だ。これなら載せない理由がない。
**【蓄電池のシミュレーション】**
結論:見送り(費用対効果が合わない)
* **初期費用:** 約150万円
* **1日の節約額:** 約70円(詳細は後述)
* **15年(寿命目安)の総回収額:** 約38万円
さて、ここで数字に強い人は一つの疑問を抱くはずだ。
「夜間の買電に月8,000円(1日約260円)も払っているなら、蓄電池で夜の電気を賄えば、もっと劇的に節約できるのではないか?」と。
実はここが、蓄電池のシミュレーションにおける最大の罠である。
蓄電池に貯める電気は、「昼間に太陽光で発電して余った電気」だ。
もし蓄電池がなければ、この電気は電力会社に1kWhあたり約16円で「売れて」いたはずのものである。
つまり、夜間の高い電気(約30円/kWh)を蓄電池で賄ったとしても、丸々30円浮くわけではない。「そのまま売っていれば手に入ったはずの16円」を捨てて、「30円の電気を買わずに済んでいる」だけなのだ。
実質的な経済メリットは、その差額である「1kWhあたり14円」にしかならない。
毎日5kWh分を蓄電池で賄ったとしても、14円 × 5kWh = 1日たったの70円。
年間で約2万5千円しか浮かない計算になる。
150万円を支払って、寿命までに回収できるのが約38万円。
自分の計算ではどうやっても費用対効果が合わなかった。
「停電時の保険」という考え方もあるが、ここ10年停電したことがない地域で、そのリスクに150万円を投じるなら、私は停電した夜は潔く寝る道を選んだ。
お湯を貯める給湯器(エコキュート等)も見送った。
深夜電力の合理性は理解できるが、私は無類の風呂好き。
冬場に「あと何リットル使えるか」と湯切れを気にしながら入るのは、注文住宅で求めていた自由とは少し違う。
また、タンクに貯めたお湯を使い回す構造への、衛生面での個人的な抵抗感も拭えなかった。
NARUTOの世界には、自然エネルギーを取り込む「仙術」がある。
非常に強力だが、自分自身のチャクラと外のエネルギーを完璧なバランスで練らなければ、術者は蛙の石像になってしまう。
家づくりの設備も同じかもしれない。
「良い」と言われるものを無計画に取り込めば、家計のバランスが崩れ、ローンという名の重たい石像になりかねない。
自分たちの暮らしのサイズで計算し直してみることは、ある種、石にならないための修行のようなものだった。
……と、ここまでいかにも自分が緻密な計算をしたかのように語ってきたが、実はこれらすべて、設備の費用とスペックをAIに丸投げして計算させただけである。
蓄電池と太陽光パネルを載せるか悩んでる。
費用対効果を計算して。
と伝えただけで上記を弾いてくれたので、そのまま倣っただけ。
いやはや、本当に便利な時代になった。
続く。
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