今日のヘーベル:マイデッサンの風呂選び「備品のコストとTOTOの5センチ」
今日のヘーベル。
風呂について。
家づくりにおいて、お風呂には並々ならぬこだわりを持つ人も多いだろう。
しかし正直なところ、私には各メーカーの機能的な違いがよくわからなかった。
だから選定理由は極めてシンプル。
「広い風呂がいい」という私の希望に対し、他のメーカーの規格サイズに比べて5センチだけ広い作りになっていたTOTOに決定した。それだけである。
次に浴槽の形。
底が完全フラットなタイプにするか、半身浴ができたり節水になったりする「段差(ベンチ)」があるタイプにするか。
ベンチ付きの浴槽は、その段差の分だけお湯の量が少なく済む。
実際にシミュレーションしてみると、1回の入浴で減らせるお湯の量は約35リットル。これを水道代とガス代(お湯を沸かすコスト)に換算すると、1日あたり約20円弱。
1ヶ月で約600円、年間で約7,000円ほどの節約になる計算だ。
もちろん塵も積もれば山となるが、50年ローンを組む我々からすると、月数百円の違いはもはや誤差みたいなものだ。
それならば、純粋に足を伸ばして広く感じられるフラットな方を選ぼう、ということでこちらは即決した。
最大の論点となったのは、風呂の「備品」である。
まず立ちはだかったのが浴室暖房。
我々の生活スタイルではどうせ使わないし、高いから外したかった。
しかし、前回のトイレの手すりと同じく、マイデッサンの制約(資産性の基準)に引っかかり、これは外せなかった。
全く使わない設備に10万円単位の金額が発生し、さらに将来の汚れや故障リスクも抱える事になるのだが、パッケージ商品の宿命である。
まあ仕方ない。
気を取り直して、その他の備品。
私は風呂は綺麗に保ちたいタイプなので、賃貸の今も毎週しっかり掃除している。
しかし、石鹸を置く台や物干し竿などは、汚れやすいしカビやすいし、とにかく掃除がしづらい。
賃貸の今でも、外せる備品は全部外してしまっている。
ただ、それでも細かい溝や台の裏には、水垢もカビもしっかり付くのだ。
なので今回、我が家は標準の備品をどんどん取った。
石鹸を置く台(収納棚)もカット。
物干しバーももちろんカット。
そして、鏡までもカットした。
水栓の下にある大きなカウンター台も取りたかったのだが、水道の配管機器がその台の中に入っている構造らしく、こればかりは取れなかった。
悲しいのが、これらの備品を取るとその分安くなるのかと思いきや、風呂はセット販売なので「不要部品の廃棄」という扱いになり、いくら取っても金額は1円も変わらないらしい。
どうせ安くならないなら一応付けておこうか、と一瞬心が揺らいだ(特に鏡は)。
しかし、数年後に水垢ウロコまみれになった鏡を無心で磨き続ける自分を想像し、掃除コストを減らすという当初の意志を強く持った。
ちなみに、最近流行りの「自動洗浄機能」の導入も少し考えた。
ボタン一つで除菌水や洗剤を撒いて洗ってくれるというハイテク機能だ。
しかし、あれで自動洗浄できるのは基本的に「床」や「浴槽」だけである。
壁やカウンター台の裏などは、結局自分でブラシを持って掃除しなければならない。
中途半端に機械に頼って構造が複雑になるくらいなら、いっそ全部手で洗った方が早いということで、これも不採用とした。
「安くならないから」「どうせ標準で無料だから」といった理由で、ついつい残したり足したりしてしまう衝動に駆られるのが注文住宅の魔力だ。
しかし、「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることのできる人だ」というアルミンのセリフを信じ、本当に必要なものをしっかり見極めて判断していきたい。
(鏡を削ったのはさすがにやりすぎたかな、と少しだけ思っているが、最近の風呂の壁はマグネットがつくので、最悪必要になったら自分で買って貼り付ければいいや、と割り切っている)
続く。
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