今日のヘーベル : 契約後の重要なタイミング「建築確認申請」
今日のヘーベル。
契約後の地味に重要なタイミングについて。
「建築確認申請」という手続きがある。
これは簡単に言うと、「これからこういう家を建てますよ」という設計図面を役所や民間の検査機関に提出し、建築基準法などの法令に適合しているか審査してもらう手続きのことだ。
これを提出すると、家の構造に関わる部分、つまり建物の配置や面積、窓、ドア、柱の位置などが確定する。
ハウスメーカーからの説明としては、「家の骨格に関わる重要な部分は固定されますが、コンセントの位置や壁紙、照明といった細かい点は最後の変更契約まで変えられるので大丈夫ですよ」といったニュアンスだった。
事実その通りなのだが、要するに「間取りはここで完全に確定」ということだ。
もし申請後にどうしても窓やドアの位置など構造に関わる部分を変更したい場合は、図面の修正や再申請の手間賃として約5万円の手数料が発生するという説明を受けた。
申請時の私は、すでに興味関心が内装のディテールやインテリア、外構へと移っていた。
「まあ、間取りや窓の位置なんてもう変えないだろう。ダウンライトの数とか細かいところはまだ後から検討できるし」
そう深く考えずにサインをした。
が、いざ「もう変えられない」という状況に置かれると、途端に間取りが気になり出す。
これまで図面を穴が開くほど眺め、再三確認したつもりだったのに、今まで全く気にならなかった部分が急に目に付き始める。
我が家の場合は2つあった。
1つ目は、リビングクローゼットの扉。現在「開き戸」になっているが、スペースの干渉を考えると「折れ戸」にしたい。
2つ目は、洗面室のレイアウト。洗濯機と洗面台の位置を左右スイッチしたい。
なぜ今まで気づかなかったんだ、と思わざるを得ない。
ただ、他の施主のブログなどを読んでみると、皆この建築確認申請後に同じように間取りが気になり、相応の手間賃を払ってでも変更を依頼するケースは決して珍しくないようだ。
中には、部材の実際の発注がかかり、完全に後戻りができなくなる「変更契約」の後に変更を強行する猛者もいるらしい。
例えば、お風呂の発注後に別のユニットバスがよくなり、結果的にお風呂を2個買うことになるといった具合だ。
工期に遅れが出る上、完全に風呂を2個買うことになるため、数万円の手数料では済まない莫大な課金が発生する。
いつでも手に入ると思っているうちは気にも留めないのに、手に入らない、あるいは変えられないと分かった途端に急に執着が生まれる。
「もう変えられない」という事実は頭で理解しているのに、別の間取りへの憧れや未練が止められない。
人間の性(さが)というやつだろう。
失った物ばかり数えるな!無いものは無い!確認せい!!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!
続く。
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