今日のヘーベル : ハウスメーカー選び「軸と納得感」
ハウスメーカー選びについて。
YouTubeやブログを見れば、各メーカーの違いや特徴の解説は山ほど溢れている。
ここで改めてそれを語るのは重複になる。
我が家がどういう思考プロセスで取捨選択をしたのか、その意思決定の軸だけを記録しておく。
前提として、私の中には「個人の好みの軸」が2つある。
1つ目は「いいものを長く使う」という好みだ。
服も家具もそうだ。
初めて一人暮らしをした時も、間に合わせの安い家具は買わなかった。
ローンを組んで3年かけて返すような値段のソファと椅子を買った。
革ジャンを定期的にメンテナンスしたり、ジーパンを5年間洗わずに育てたり、1つのものを長く愛でるというのが個人の趣味である。(汚いというクレームは勘弁してください)
2つ目は「よくわからないものにお金を払わない」こと。
コロナ禍のとき、株で大失敗をして百万単位の現金を飛ばしたことがある。
何をやっているのか、ビジネスモデルも仕組みもよくわからないのに、SNSで話題になっていたワクチン関連や宇宙関連の銘柄に飛びついた。
その後の暴落で見事に痛い目を見た。
投資の神様ウォーレン・バフェットの有名な投資哲学に「能力の輪」というものがある。
自分が完全に理解できるビジネスにしか投資しない、という鉄則だ。
まさにそれを高い授業料を払って学んだ。
家でもあらゆる機能を備えたハイスペックな家電より、単機能のシンプルな家電が好み。
中身の仕組みを自分で理解し、納得できたものしか買わないようにしている。(もちろん全てを理解するのは不可能だが)
とはいえ、中身を理解して納得して買ったところで、落ちるものは落ちるし、損をするときはする。
でもそれでいい。自分で選んだという納得感があるからだ(ということにする)。
この2つの好みに沿うと、まず「建売住宅」という選択肢が消える。
土地と建物がセットで手に入る手軽さはあるが、壁の中の断熱材や構造、各設備のスペックがどうなっているのか、その過程がブラックボックス化されている。
これは「よくわからないものにお金を払わない」というルールに反する。
次に「ローコスト系ハウスメーカー」の検討。
規格を統一し、材料の大量一括仕入れや工期の短縮によって、坪単価を極限まで抑えた家づくりを強みとしている。
決して品質が悪いわけではないし、予算を抑えたい層には非常に合理的な選択肢だ。
ただ、我が家の「いいものを長く」という軸、つまり数十年単位での耐久性やメンテナンス性を考慮した際、優先順位が合致しなかったため、ここも外れた。
誤解して欲しくないのだが、「家は消耗品」と割り切る人にとって、建売やローコストは極めて正しい選択だと思う。
どんなに凄い家を建てても、日本の不動産市場において30年後には建物の簿価はほぼゼロになる。
「土地は高く、上物の箱は安く」というのは資産防衛の観点では常識であり、理にかなっている。
単に私の考え方と合わなかったというだけだ。
納得は全てに優先する。
続く。
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