絵が描けないから、AIで工場4コマを作り始めた
このnoteで3ヶ月ちょっと、AIを使って工場の4コマ漫画を作っている。
noteで「#AIと始めてみた」のコンテストをやっていたので、今回はそれに沿って、始めた経緯とか、どんな感じで作っているのかを書いてみようと思う。
漫画にしたら読んでくれる人が増えると思った
そもそも、なんで4コマ漫画をnoteで始めたかというと、文章だけじゃなくて、ビジュアル的に分かりやすくて面白いものを作れれば、読んでくれる人が増えると思ったから。
漫画がいいなと思って、シンプルに4コマ漫画を思いつきで始めてみた。
4コマ漫画を作るのはいいけど、絵が描けない
4コマ漫画を作るのはいいけど、俺は絵が描けないし、漫画の構図も詳しくない。

俺が絵を描くと、劇画チックなおじいちゃんやおばあちゃんが出来上がる。もっとシンプルで読みやすい絵がいいなと思った。

久しぶりに絵を描いてみたけど、画力は変わらず。
背景の絵も描けないし、頭の中に4コマのシナリオはあるのに形に出来なかった。
そこで、作画をAIにお願いして作ることにした。
4コマ漫画をGPTとGeminiで作る
使っているのはGPTとGemini。
GPTで一緒にプロンプトを考えて、画像生成をGeminiでやっている。
最初の方は、GPTで画像生成もやっていた。
ただ、画像内の日本語が変だったり、絵柄があまり気に入らなかったりしたので、今はこの役割で分けている。
具体的に使用したプロンプト

最近、一番スキがついた4コマ漫画を例に、どんなプロンプトで作ったか一部紹介する。
具体的なプロンプトの項目
「何を作るか」「絵柄固定」「画像サイズ」「レイアウト」「登場人物」「背景」「構図」「4コマの流れ」「表情」「禁止事項」
全部そのまま中身を載せると長すぎるので、ここでは具体的に「4コマの流れ」だけ紹介する。
【4コマ内容固定】
1コマ目
• 出演人物はロックバンド風の作業員3人のみ
• 工場のライン横で、ロックバンド風の作業員3人がちゃんと工場作業をしている
• 3人とも手元は部品・治具・ライン作業に向いている
• 楽器演奏ではなく、あくまで作業員として作業している
• 構図はやや寄り
• ロックバンド風の作業員Aをセンターで大きめに描く
• BとCも近くにいて、3人組の一体感が見えるようにする
• ただの作業風景ではなく、少しMVのような空気感を出す
• セリフ:
ロックバンド風の作業員A
「僕に降り注ぐ」
「過ちの運命」
「君にも見せたい」
2コマ目
• 出演人物は現場リーダーA、一般作業員B、ロックバンド風の作業員3人
• 構図は、右側に現場リーダーA、左側に一般作業員B、奥に作業中のロックバンド風3人
• 現場リーダーAが一般作業員Bに聞く
• ロックバンド風の作業員3人は引き続き工場作業をしている
• 3人とも部品やラインに触れており、演奏はしていない
• セリフ:
現場リーダーA
「彼はなんて言ったんだ?」
一般作業員B
「この行程きついから」
「誰か代わってです…」
3コマ目
• 出演人物は現場リーダーA、一般作業員B、ロックバンド風の作業員3人
• 構図は、右側に現場リーダーA、左側に一般作業員B、その奥または反対側に無言で止まるロックバンド風3人
• 真ん中に少し空間を作り、空気が凍った感じを出す
• 現場リーダーAが感心した表情で、悪気なく言ってしまう
• 一般作業員Bはすぐに止める
• ロックバンド風の作業員3人は無言で静止する
• 効果線や動きは減らし、静止感を優先する
• セリフ:
現場リーダーA
「表現力すごいな…」
「さすがビジュアル系」
一般作業員B
「それ言っちゃダメ…」
ロックバンド風の作業員3人
「…………」
4コマ目
• 出演人物はロックバンド風の作業員3人と現場リーダーAのみ
• 一般作業員Bはこのコマに出さなくてよい
• 構図は斜め後ろまたは斜め横から見た奥行きのある構図
• ロックバンド風の作業員3人が、工場のラインに乗って無言で去っていく
• 普通に立っているだけではなく、明確に「遠ざかって退場している」構図にする
• ただ歩いて帰るのではなく、ライブ演出の退場みたいに、妙に美しくスタイリッシュに流れながら去る
• ただし最後まで工場作業員の見た目のまま
• ステージではなく、あくまで工場ライン上を退場している絵にする
• 3人は後ろ向きまたは横向きで、奥へ流れていく感じを出す
• 背景には集中線を入れて、このコマを強調する
• ただしライブ中ではなく、あくまで退場の勢いを強調するための集中線にする
• ロックバンド風の作業員の1人が静かに訂正する
• 現場リーダーAは手前で申し訳なさそうに引き止める
• セリフ:
ロックバンド風の作業員
「ビジュアル系じゃなくて」
「ロックバンドだ」
現場リーダーA
「すまん…」
「ライブ演出みたいに」
「帰らないで…」ただ、これも最初から一発でうまくいったわけじゃない。
何回も出力して、気に入らない部分を修正しながら、最終的に4コマの流れの部分はこうなった。
実際は修正の方が多い
ここまで細かく書いても、一発で思い通りの4コマが出ることはほとんどない。
立ち位置が逆だったり、セリフの担当が違ったり、表情が違ったり、オチの構図が分かりにくかったりする。
だから、実際は作るより修正の方が多い。
気になる部分を少しずつ直して、何回も出力して、やっと形になることが多い。
ネタ作りのやり方
ネタ作りの流れは、まず自分で思いついた内容をメモ程度でGPTに投げる。
そこから、構図や雰囲気、セリフの流れを決めていって、ある程度まとまったらプロンプトにする。
そのあとGeminiで画像生成して、気になるところを何回も修正していく。
さっきの、「もしもロックバンドが工場にいたら」の4コマ漫画の最初はこんな感じで残っていた
1コマ目
ロックバンド風作業員
「僕に降り注ぐ
過ちの運命
キミにも見せたいな」
メンバーがスタイリッシュに作業している。
周りのモブたち
雰囲気あるなあ
華がある
2コマ目
A「彼はなんて言ってんだ?」
B「この行程きついから
誰か代わってくれ…です」
周りのモブたち
なんて詩的なんだ
かっこよすぎ
3コマ目
4コマ目
メンバーがラインに乗って無言で帰り出す
こんな感じがいこうかな
最初はざっくりこんな感じで投げて、そこから状況とか構図を考えていく。
ある程度形になったら、4コマのプロンプトのテンプレを覚えてもらっているので、画像生成用のプロンプトにまとめてもらう。
そのあとGeminiに画像生成してもらって、おかしいところをまた直したり、セリフはやっぱりこれにしたいとか、立ち位置が違うとか、表情が違うとか、そういう修正をしながら作っていく。
まとめ
絵が描けない俺にとって、AIが作画してくれるのは革命だった。
AIの発展で、ちょっとしたアイデアはあるのに形にできないもどかしさがかなり減った。
もし同じような人がいたら、試しにAIを使って楽しんでみて。
作ってる4コマ漫画シリーズ▼
