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半錠、されど半錠~コートリル半錠が教えてくれた、ホルモンの大きな役割~

昨日、お昼分のコートリルをすっぽかした。

たった半錠、されど、半錠。

そんな昨日の飲み忘れは、翌朝からしっかり
と身体に出た。

朝起きて、ピルケースに手を伸ばす。

そして、お茶が入ったストローマグに手を伸
ばそうとするのに、思うように手を伸ばせない。

見かねた夫が、さっと取って差し出してくれた。

ありがたみを感じながら、今度は小さな錠剤
をつまもうと試みる。

指先が、言うことを聞かない。

これまた見かねて、口に放り込まれた。

それを飲み込もうと思うのだけど、今度は舌
が上手く使えないから、いつまでも錠剤は口の中にいる。

…ニ~ガ~イ~!!!

コートリルは、かなり苦い。

ほぼほぼ溶けたそれを、お茶でなんとか
流し込んだ。

苦さのおかげで、目は覚めた。

よぼよぼと階段を下りて、いつもの作業に
取り掛かる。

最近は何とも思わなくなっていた水切りかごや重ねたお皿が、重い!

ひじや手首といった関節に、力がうまく入れられない。

指の関節も。それに、痛い。

なんとかみんなを見送って、じぶんの朝食を食べる。

いつもの目玉焼きトーストが、重い。

パサつく。

牛乳で流し込んだ。

とにかくベッドに入りたくて、2階へ。

ここから記憶が飛んで、気が付くと13時を回っていた。

びっくりして、なんとか昼の薬を飲もうと
ケースを探す。

…なんてこった。昨日の反省もあって、
1階に持って降りていた。

仕方がないので、リビングへと降りていった。

せっかくここまで来たのだから、ちゃんと
何か食べよう。

そう思って、冷蔵庫を開ける。

…何が食べたいか、浮かばない。

うどんは、すするのがしんどい。
ごはんは、噛んで飲み込むのがしんどい。
ゼリー飲料は、甘すぎる。

…もういいかな、そう思ったとき、梅干しが
目に入った。

ピンときて、昨日作り置きしていた味噌汁の
鍋を、どっこいしょと火にかけた。

お茶碗にちょこんと白米をよそって、プラス
チック容器に一粒だけ残っていた梅干しをぽ
んとのせた。

そうしていると、しゅわわわ、と、お味噌汁も沸いてきた。

とろとろになった玉ねぎと、人参がはいった
お汁を、お玉一杯分、ごはんの上からかけた。

ぶっかけごはんなんて、いつぶりだろう。

子どもの頃、これが大好きだった。

お味噌汁を吸ったお米は、さらに甘みが増し
て、そしてふわふわになる気がした。

「…あ~、美味しい!」

美味しさと栄養が、からだじゅうに染み渡るのを感じた。

それからまた、2階に上がった。

今日はもう、充電の日にすると決めた。

noteが書けないのは、じぶんとの約束を破っ
てしまうかも…とも考えたけれど、大前提は、
『体調を最優先』だったはず。

よしよし、ちゃんと約束を守れているぞ。

安心したら、また、うとうとし始めた。


_ガチャッ

玄関ドアが開く音がした。

(_そうだ、今日は長女の三者面談だ。)

今年は、夫に託していた。

それで、時間に合わせて帰って来てくれていた。

トントントン、と、2階に上がってくる。

「ただいま…え?この部屋、暑くないん?!」

一応、除湿はかけていたけれど、暑いのか寒
いのか、よく分かっていなかった。

でも確かに、さっき起きたときも頭が痛くて吐き気もしていた。

だから、コートリルと一緒に、カロナールも飲んだっけ。

コートリルも、お昼は1/4錠多めに飲んだ。

そこまでは覚えているけれど、まだ、怠い。

「とりあえず、行ってくるね。」

そう言って出かける夫を視線で見送って、
また、まどろみの中へ。

___2時間後。

薬が効いてきた。

シャンと起きて、頭痛も吐き気も治まっている。

クーラーの風も涼しくて、心地よい。

1階に降りて、夕飯の支度にとりかかる。

フライパンも、4人分のお皿もなんのその。

玉ねぎの皮も、指先を使ってしっかり掴んで
スーッと剥がしていく。

…あぁ、なるほど。

こんなにも、ホルモンは影響力があるんだな。

なんて頼りになるサポーターだろうか。

どれだけ骨格が出来ていても、そこそこの
筋肉があっても、彼らの力添えがないと、
その能力は十分に発揮できない。

そんなふうに、改めて、副腎に感謝と尊敬の
念が湧いてきた。

そして、夜。

関節痛もやってきた。

『ホルモンが足りてませんよー!』

と、身体が訴えかけてくるような、あの痛み。

副腎腫瘍を取った数か月後に感じていた、
あの痛み。

あの頃は、この痛みが来るたびに不安だった。

けれど今は、
「身体がホルモンを求めているサインなんだ」と受け止められる。

そんな余裕もなく、即、パニック症状を出し
ていた脳も、落ち着いてきたということなの
かもしれない。

…あぁ、ようやく、あの頃の回復期まで来たのかもしれないな。

そんなふうに、あの痛みと、少し違う気持ちで再会できた。


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あゆみ|回復と再構築のきろく いただいたサポートは、このマイペースな執筆活動 ( 体調第一で(´˘`*)✨ ) を続けていくための励みとして、大切に使わせていただきます。 これからも わたしの言葉をのんびり届けていきますので、 どうぞよろしくお願いします。(,,ᴗ ᴗ,,)ꕤ*.゚