不便なカメラの楽しみ
10年以上も前に買った小型のミラーレスカメラを会社に置きっぱなしにしていて、気分で持ち出しています。もともとは純正のAFレンズを持っていたのですが、後継機種と一緒に売ってしまいました。今は、数年前に買った中国製のMFレンズをつけています。

このカメラにはピーキングの機能がないので、ピントがあっているかどうかよくわかりません。レンズの距離表示と液晶を見ながらこれくらい?みたいな感じでシャッターを切ります。ほとんどの場合、微妙にピントが甘い。

ファインダーを覗きたくなって、EVFなんてついていないのに思わず背面液晶を目に当てそうになってしまうことがあります。それくらいピントの具合がわからない。

なので、撮るものは精緻なピントを必要としなそうなものになりがちです。あとは現像でフィルムっぽくして雰囲気をつくって逃げたりします。

持っているのは、25mmのMFレンズ1本だけです。APS-Cなのでフルサイズなら40mm相当の画角です。ちょっと持ち出すには使いやすくちょうどいい感じ。

立ち止まってじっくりピントを合わせたり(合わないけれど)、歩いて距離感を調整したり、撮るものを選んだり、ふだんの撮影とは違う体験となることが多い。シャッター切った時のブラックアウトの時間も長いし。1枚撮るのに時間がかかります。

このカメラをつかったあとに普段使っているカメラに持ち変えると、さくさく撮れてしまうことが逆に物足りなく感じてしまうことすらあります。

夏は暑くてピント合わせしてられないので、今までこのカメラを持ち出すことがなかったけれど、今年はちょっと撮ってみたいとも思っています。
