見出し画像

【収納の多さが生む、自立のデザイン】

今回のグアム滞在先シリーズ、三つ目のテーマは「収納」です。
これまで泊まった宿泊先の中でも、今回のアパートメントはダントツで収納が多いと感じました。

ルームツアーはこちら




【キッチンからリビングまで「暮らしを支える収納」】

キッチンには半畳ほどのパントリーがあり、食材やストック品を十分に置ける余裕がありました。
さらにリビングにも畳一枚分ほどの収納、リビングとつながる廊下には一畳半の収納。

普段よく使うものはキャビネットに、少し大きなものは廊下の収納へ。
そんなふうに整理すると、生活感が表に出にくく、リビングはすっきりと心地よく保てるんですよね。



【各部屋で「完結できる」設計】

印象的だったのは、各個室にもしっかり収納が備わっていたこと。
メインベッドルームには2畳と1畳の収納スペースがあり、服や掃除道具も十分に収まる。
他の2部屋にも1畳分の収納があり、それぞれの部屋で必要なものが完結できるつくりでした。

ここで感じたのは、「自立を促す設計」という視点です。
子ども部屋に収納があることで、自分のものを自分で管理する意識が芽生える。
“親が全部やってあげる”のではなく、自然と“自分でやらないと”という気持ちを育つように子供を教育できる。

住まいの計画を考えるとき、収納は単に片付けのためだけではなく、教育にもつながる要素なんだと気づかされました。



【ルーバー収納という工夫】

もう一つ面白かったのが、収納の扉がすべてルーバーだったこと。
この部屋はセントラル空調で家全体を冷暖房しているので、ルーバー扉にすることで収納の中にも空気が行き渡る。

その結果、湿気や匂いがこもりにくく、収納内部も快適に保たれる。
室内干しをしてもカラッと乾きやすく、「あ、収納の中にちょっと干しても大丈夫かも」と思えるほどでした。

デザイン的には好き嫌いが分かれるかもしれませんが、機能性や効率性という視点で見れば、ルーバーは“アリ”だと実感しました。



【収納を「教育」として捉える】

今回の滞在で改めて思ったのは、収納の設計が家族のあり方や教育に直結しているということ。
収納が多ければ片付けやすいだけでなく、子どもが能動的に動く仕組みにもつながる。

「自分のことは自分でする」
その小さな積み重ねが、自立心や思考力を育むんだと思います。

収納を“箱”として考えるのではなく、“家族の成長を支える器”として考える。
そうすると、設計の中に込める意味も少し変わってくるのではないでしょうか。



夜な夜な洗濯機を回し、室内干しをしながらそんなことを考えた家族旅行でした。
次回は、家電製品──特に「デザイン性」に注目して書いてみようと思います。



いいなと思ったら応援しよう!