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Day9:知らなかった…防水のしくみ

晴れでも雨でも兼用で着られる上着があると、雨が心配な日でも、安心材料になりますよね。

そう思って、ウインドブレーカーとか、シャカシャカ系の上着を探してみるわけですが…

んー…あれ…?どれがいいのか分からないぞ?

商品タグには割と似たような、
でもそれぞれ違うややこしい説明が書いてあるんですよ。各社オリジナルの防水テクノロジーを開発しているので、それぞれの技術名・素材名なんかも出てきたりして、それはそれはややこしいのです😮‍💨

これまで防水や耐水等の言葉の意味、耐水圧等の目安値なんかについて話してきましたが、防水とは書いてあるものの、耐水圧とかは書いてない商品もたくさんあって…
「じゃあ何を基準に選べばいいの?」が分からなくなりました。
じゃあそもそも、防水のしくみを知っているかと聞かれたら…

と一気に老け込んでしまうはちまるです。

しかーし、まだ私もnoteを始めたばかり。気合いがあるのも今だけかもしれない。今書かねばいつ書くのだ😤

てことで、調べました。

Day9は、知らなかった…防水のしくみ
です。

防水のしくみ

そもそも布というものは、名曲「糸」でおなじみ、縦の糸と横の糸が織りなすものですから、満遍なく、隙間があるものです。その隙間から雨や水が侵入してくるわけですから、そこをいかに塞ぐのか、が、防水のしくみということになります。


1.加工で塞ぐ

布の表面にコーティングやラミネート加工を施して隙間を塞いだり、布の間に防水素材を挟んで加工する事によって水の侵入を防ぐ方法です。

  1-1.コーティング

【防水コーティング】
■PUコーティング(ポリウレタン)

軽くて柔らかい防水。レインウェアやバッグ・防水カバー類に多いが、経年劣化(加水分解)しやすい。

■PVCコーティング(塩化ビニル)

非常に防水性が高い。重く硬め。業務用カッパ・防水バッグ向き。
コーティングがひび割れやすい。

■アクリルコーティング

軽めの防水・防風用途。ウインドブレーカーに多い。


【はっ水コーティング】
※はっ水は防水ではありません(滲み込みを遅らせる加工)が、参考に書いておきます。
■フッ素コーティング(DWR加工)

水も油も弾きやすく長持ち。高機能ウェアに多い。

■非フッ素コーティング(C0撥水など)

環境配慮型。撥水力・耐久性はやや弱め。
■シリコンコーティング(シルナイロン等)

超軽量・高撥水。登山用装備に多いが縫い目防水が難しい。

  1-2.ラミネート

表地と裏地の間に透湿防水膜(メンブレン)を挟んで接着した3層構造(裏地を省略した2層構造、2.5層構造のものも)の防水布を作る方法。
※この透湿防水膜に、各社オリジナルの防水テクノロジーを使っていることがとても多いです!!
例▷GORE-TEX(ゴア)、Dermizax(東レ)、H2No(パタゴニア) 、DryVent(ノースフェイス)、Omni-Tech(コロンビア)等々…、全て透湿防水膜の名前です。


  1-3.ゴム引き

2枚の薄手の布の間に天然ゴムを塗布し熱で圧着して防水布を作る方法。
ゴムは経年劣化するためメンテナンスが必要。
例▷マッキントッシュのコート

2.生地の密度で塞ぐ

繊維と繊維の隙間を高密度にすることで水の侵入を遅らせる方法です。
あくまで内側への侵入を遅らせるだけで、水圧や長時間水に晒される事によって濡れます。ただ、水だけでなく、風の侵入も防ぐことができ、保温性が高いので、防水用途より防寒用途で使われることが多いです。

  2-1.綿が膨らむ性質を利用して塞ぐ

綿は水を含むと繊維がふくらみ、隙間が小さくなります。
高密度の綿生地は、雨に当たることで水が入りにくくなります。
蒸れにくく着心地が良いのが特徴です。
比較的高級なコート等に用いられます。
例▷ベンタイル

  2-2.異素材の組み合わせ

綿の膨張と化繊の撥水の両方の特性を活かし、それらを組み合わせて作られた高密度の生地。高機能系アウトドアウェア・帽子等
例▷60/40(ロクヨン)クロス

  2-3.化繊の高密度タイプ

化繊を高密度で織りなすことによって水の侵入を防ぎ撥水力も高める。
各社オリジナルの糸や織り方で名前がつけられています。
例▷PERTEX、GORE‑TEX INFINIUM、米軍ECWCS Level 7

3.そもそも布じゃないもので作る

そもそもゴムや樹脂等の水を通さない素材で作ることによって水の侵入を防ぐ方法です。水は通さないけど空気も通さないので着るものとしては蒸れてしまい快適とは言えないです。

  3-1.ゴム

長靴等、ゴムを型に流し込んで継ぎ目なく丸ごと作る一体成型によって、完全防水が可能です。

  3-2.PVC(塩化ビニル)

完全防水で丈夫ですが重たく蒸れやすいです。
業務用カッパ・釣り用・バイク用の本気雨具等で利用されます。子ども用レインコートもPVC多いです。

  3-3.EVA(エチレン酢酸ビニル)

よくあるコンビニの透明のレインコートがこれです。安い・軽い・完全防水ですが破れやすく、蒸れやすいです。

  3-4.PU(ポリウレタンフィルム)

“コーティング”じゃなくフィルムとして使うタイプで、防水性は高く柔らかいですが、経年劣化があり、蒸れやすいです。防水エプロン等に使われます。

  3-5.TPU(熱可塑性ポリウレタン)

スマホケースなどによく使われる素材です。完全防水、衝撃吸収の役割もあり、バッグ、靴底等に利用されています。
比較的しなやかで、耐久性もある素材です。


ふぅ〜
たくさん書きました。
まだ防水素材は書き足りないくらいなんですが…。

結局何がよいのかというと

・雨の日用防水ウェア
    → ラミネート
・普段使い
    → 高密度生地(寒さ対策、急な雨もある程度大丈夫)
・長靴や雨の日用バッグやカバー類
  →ゴムや樹脂素材は完全防水。長時間水圧に耐える。

といったところです。

複雑でしたねぇ!私としてもとてもいいまとめ記事になりました。
防寒、防水系ウェアを買う時にこの記事をメモ代わりに使ってください。

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応援して頂けると頑張ろう!って思えます。

今日はたくさん読んで頂いて、ありがとうございました🤗

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