Art『選択はいつだって自由』
『唯一無二』というのは難しい。
もちろん、みんなそれぞれが『唯一無二』の存在で、クローンではない。
だからこそ、難しい。
『変わり者』だと思っていても、
『変わり者』が集まる場に行けば、それが普通だし、
『頭がいい』と言われても、
『頭がいい』人たちの中に行けば、それが普通だし。
似たような人たちはたくさんいるし、すごい人たちもたくさんいる。
その中で『唯一無二』の存在になるって、すごく難しいと思う。
だけど、ひと括りにされたくない、と思ってしまうのは、傲慢だろうか。
心を空にせよ。
型を捨て、形をなくせ。水のように。
カップに注げば、カップの形に
ボトルに注げば、ボトルの形に
ポットに注げば、ポットの形に
そして水は自在に動き、時に破壊的な力を持つ。
友よ、水になれ。
『限界』なんてものは、多分ない。
自分で勝手に、そう思い込んでいるだけ。
ポテンシャルはまだまだ…
だって、世界はこんなにも広いから。
だから、心とからだを透明にしたい。
透明な自分を『当たり前の状態』にしたい。
『機能とゴール』があるかどうか。
自分の中の宇宙を、情報空間を、
自分の中でどれだけ信じきれるか、確信が持てるか。
縦横無尽にかけめぐることができるか。

しつこいくらい、わたしはこの『オラクル(神託)』を刻みたい。
情報空間をただ下ろす、表現する、というのは、多分誰にでもできる。
できなくても練習すればできるようになる。
だけどこれは、スタートラインでしかなく。
ここで止まるのは、ただの自己満足。
わたしは最初から、そこにはいない。
機能がそこになければ、何も伝わらないし刺さらない。
揺らがないから書き換わらない。
昔からわたしは自然にそれをやっていた。
『意図すれば封入できるよ』
作り手の確信が必要。
この確信が、見た人の心を揺さぶる。
自分の世界を大切にしながら、
そして、相手の流れも大切にしながら。
『分析して自分が落ちるなら、分析は止めた方がいい』
と言われても、止めることができない。
落ちずに分析できれば、一番いいのだけど、それはまだ難しい。
だけど、しんどくても自分と向き合う。
分析して分析して、
分析が深くなっていく。
それは相手を分析するときも同じ。
まるで自分を見ているかのように分析していく。
他者の分析も自分との向き合い。
なぜ、しんどくてもそれをするのかといえば、ゴールがあるから。
やりたいことがあるから。
突き抜けたいから。
ただそれだけだけど、その中には悔しさや怒りの感情もある。
その昇華、解放。
それを絵で表現していくことで
『カタルシス』という機能になる。
自分が解放されていなければ、他者の琴線には触れられない。
最近
『心を解放させてるなって感じがする』
と言ってくださった方もいるけれど。
見てくれている人がいて、
そういう人たちに、わたしは支えられて生きている。
描いた絵は、少しだけ皮肉混じりで。
人はひとりでは生きていくことができない。
どんなに孤独を感じたとしても、
『人の間』と書いて人間と言う。
必ずどこかに関係性がある。
概念も同じ。
概念の先には必ず人がいる。

ちなみに、この絵を描いたときに使った水彩紙が、いつものと違っていて。
人の思い込みというのは、本当に勝手でおもしろい。
いつもの描き心地のつもりで描いてしまった。
紙が悪いのではない。
自分の選択を間違えただけだったり、
『いつもと同じだろう』という思い込みだったり。
思ってたのと違ってた。
この紙を理解してなかった。
紙はただあるだけなのに。
だけど時々、良くない紙も確かにある。
人も同じで、隠れた悪意がある人もいる。
万人が良い人ではない。
そんなことも感じながら。
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