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chiyoizmo
天声トラ語|間違ってると分かってる道を、黙って歩いてる
気づいたら、人生が『間違っていた側』にある気がしていた。転生モノのように激しい後悔も復讐心もないけれど。これでよかったのか? 何度問い直しても、答えは出ない。だけど、答えが出ないこと自体が、もうすでにおかしい。
「安定がいちばん」そう信じて、レールの上を歩いてきた。夢なんて飾りだった。食っていけなきゃ意味がない、笑われたら終わりだ。そうやって選んだまともな道。だったのにずっと軋んでる。
本当は、もっと違う人生があった気がする。きっと、あの時。勇気を出していたら。失敗を恐れずに動いていたら。でも過去は変えられない。
何が好きで、何が嫌いで、どう生きたいか。そんな当たり前のことすら、うまく言葉にできない。仕事は「普通」にこなしてる。でも、何か違う。
もっと違う道を選びたかった。ちゃんと「好きだ」と叫んで、誰かに笑われても、それでも貫きたかった。強がらず、媚びず、逃げず、自分を信じてみたかった。それができなかったことを、たぶん私は、一生後悔する。
でも、生きてる。まだ、終わってない。今日の仕事が終わったら、ほんの少しでも、自分のために何かしてみようと思う。買いたかった本を読むとか、書きかけの物語を広げてみるとか。失った時間を、全部取り戻すことはできなくても。未来の一歩くらいなら、自分で選び直せるかもしれない。そう思いたい夜もある。この後悔はいつか私を動かす燃料になる。そうでも思わなきゃ、何も残らない。
(602文字)
今日はすごい疲れたので、人生間違ってる気がした。
#天声トラ語
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