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【実録】賃貸も中古もやめた。私が新築マンションを選んだ理由

「今は高いから、もう少し安くなってから」
「転職したばかりだし、落ち着いてから考えよう」

かつての自分も、そう思っていた。
住宅購入は人生最大の買い物なので失敗したくないし、損もしたくない。
だから「もっといいタイミング」を待って、決断を先延ばしにしていた。

でも、あるきっかけから購入を真剣に考え始めた。今回はその記録だ。

1. なぜ賃貸ではなく「購入」なのか:購入にはタイムリミットがある。

きっかけは、深夜に体調を崩して救急車で運ばれたことだった。

幸い大事には至らなかったが、病院のベッドで天井を眺めながら、猛烈な不安に襲われた。

「もしこのまま死んだら?」「もし働けなくなったら?」

そこで初めて、住宅ローンと向き合って気づいた。
初めて知ったのだが、家を買うことには「タイムリミット」がある。

  • 健康の壁
    大きな病気を一度でも経験すると、団体信用生命保険(団信)に入れない。つまり、ローンが組めなくなる。

  • 年齢の壁
    完済年齢から逆算すれば、スタートが遅れるほど借入期間は短くなる。月々の返済額は増え、払えるはずの利息も増えていく。

「いつか」と思っていても、突然買えなくなる日が来ることがあるのだ。
買えるうちに、健康なうちに動く。それが何よりの正義だと痛感した。

2. なぜ「いま」なのか:価格は下がらなそう

「暴落待ち」という言葉がある。

でも、自分なりに情報を集めた結果、都市部のマンション価格が大きく下がることは暫く無さそうと判断した。

理由はシンプルで、日本の人口は減っても、利便性を求めて人は都市部に集まり続ける。

一方で、都心にはもう新しいマンションを建てる土地がほとんどない。
建築コストの増加や建築業界の人手不足も解決の糸口がない。

需要はあるのに供給が減る。

この構造がある限り、待てば待つほど「理想の条件」は手に入りにくくなり、価格だけが維持される。

そう判断して、待つのをやめた。

3. なぜ「戸建て」ではなく「マンション」なのか:自分の性格をメタ認知する

戸建ての見学にも行ったが、引っかかったのは「管理」の問題だ。

外壁のメンテナンス、雑草の手入れ、防犯。

戸建ては、すべてを自分たちでコントロールしなければならない。

「面倒くさがり」な自分の性格を考えたとき、それらを放置して家族がストレスを溜める未来の想像がついてしまった。

「管理を買う」というマンションの合理性が、自分たちの生活には合っていた。

4. なぜ「中古」ではなく「新築」なのか:トータルコストの逆転現象

最後まで中古マンションと悩んだ。

「築20年の好立地」と「少し駅から離れた新築」

パッと見の価格は、当然中古のほうが安い。

でも、20年、30年先までのキャッシュフローを叩いてみると、
意外な事実が見えてきた。

① 住宅ローン控除の差

ZEH水準などの省エネ性能を満たす新築は、中古に比べて控除額が圧倒的に手厚い。

13年間の還付額を計算に入れると、物件価格の500万円程度の差は、実質的な負担額で簡単にひっくり返ることがわかった。

② 修繕積立金の「時間差」

中古物件は、すでに積立金が値上がりしているケースが多い。

新築なら月3万円で済むところが、築20年の中古だと月6万円になっていることもある。

この「月3万円の差」を20年積み上げると、それだけで700万円以上の差になる。

物件価格が安いからといって、トータルコストが安いとは限らない。

断熱性能による光熱費の差や、設備の耐久性まで含めて考えた結果、自分にとっては新築マンションが最も「合理的」な選択肢になった。


最後に

新築マンションが、誰にとっても正解だとは思わない。
資産性やスピードを優先するなら、中古のほうがいい場合もたくさんある。

ただ、世の中の「なんとなくの常識」に流されるのではなく、自分の健康、性格、そして数十年先の数字を冷徹に見つめること。

それが、納得できる「自分の家」に出会うための、唯一の近道だと思う。

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