コモ活シリーズ番外編---アメリカの大寒波で
ニュースでご存知の方も多いでしょうが、アメリカが大寒波に襲われています。

この寒波は大規模な冬の嵐に続いて襲来したもので、テキサス州からニュージャージー州に至る南東部・東部地域で極寒状態が続いている。国立気象局(NWS)によると、北極由来の寒気の影響で未曽有の寒さと積雪・凍結が発生し、交通やインフラに甚大な影響を与えている。冬の嵐の影響で少なくとも85人の死亡が報告されている---との事。
人間もですが、野生動物にも大きな被害が出ています。下は、なんと歩きながら凍ってしまったシカ(;゚Д゚) 日本も青森や日本海側等は豪雪ですが、ここまでの状況は想像つかないですよね。

コウモリは通常は比較的寒さに強いですが、マイナス45度とかの極端な低温には耐えられません。2021年の全米寒波の時も大量死しています。
前に この記事 で紹介した、テキサス州オースティンの有名な観光名所の橋で越冬中のコウモリたちも大変な状況です。
保護団体等は毎日頻繁にねぐら付近をパトロールして、雪道に落ちている個体の中で、まだ息のある個体を救助しています。

橋の下から瀕死の状態で救助される個体たち。テキサスは、気温は低いけど雪はかなり消えたようです。
こちらは住宅地で救助された子。救助された時はずっと激しい震えが止まらない。見ているだけで胸が痛む(´;ω;`)

それでもこうして救助される個体は幸運で、凍死している個体のほうが多数。コウモリだけでなく、様々な野生動物が今回の寒波で死んでいると思われます。人間と違って暖房も防寒具も何も持たない野生動物たち。
寒い中、彼らの救助とケアに奔走している方々に感謝すると共に、一頭でも多く厳しい寒波を乗り越えてくれるようにと祈っています。
<後日追記> 現地のコウモリ専門家に確認した所、分かっている限りでは、2021年に比べて死亡した個体はかなり少ないと思われるとの事です。2021年の経験から、早めに対応した保護関係者が多かったのも要因のようです。
少しホッ( ◜ω◝ ) 他の野生動物の事は分かりませんが…

※記事の内容の利用・転載はお断りします。
★どこにも所属しないコウモリ愛好家です。特にメキシコオヒキコウモリを愛し、親しい専門家にも教えてもらいながら探求しています。
★本来は著述業です。誤解されがちなコウモリという素晴らしい動物の魅力を広めたくて本を書いたり、保護団体の支援等の「コモ活」をしています。
「コウモリを正しく知ろう、守ろう」

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