リーダーシップは「しないこと」を実践するだけで向上する
リーダーシップを高めるためには、積極的にスキルを磨いたり、部下を引っ張る力を身につけたりする努力が必要だと考える人は多いかもしれません。
もちろん、それも大切なことです。
しかし、もっとシンプルで即効性のあるアプローチがあります。
それは、「部下にネガティブな対応をしない」こと。
たったこれだけで、リーダーとしての質は驚くほど向上します。
■部下へのネガティブな対応とは?
ここで言う「ネガティブな対応」とは、例えばこんなものです。
・感情的に怒る
・偉そうにする
・言ったことに責任を持たない
・意見を聞かずに一方的に指示する
・仕事を丸投げする
・人によって態度を変える
・人の悪口を言う
・ミスを責め立てる、ネチネチ嫌味を言う
・自分に甘く、部下に厳しい
嫌われる上司のアンケート結果に出てくるようなものばかりですが、
こういった行動は、部下のモチベーションを著しく下げ、たとえリーダー本人に悪気がなくても、受け手である部下が「もういいや」と心を閉ざしてしまうきっかけになります。
ご自身の職場の上司を思い浮かべてみてください。こういった行動をする
上司を信頼したり、尊敬できますか?
部下が嫌がることを絶対にしない、そう決めるだけでも一歩前進です。
■「しないこと」を実践するメリット

特に、まだまだ自分はリーダーとしては未熟で、実力が足りないと思っている方は「しないこと」を実践するだけでもリーダーの心がけとしては一級品です。
「上司として部下になめられないようにする必要もある」
こんな思いをお持ちの方もいるかもしれません。
でも、それが行き過ぎると「偉そう」や「意見を聞けない」上司になってしまうこともあります。
ネガティブな影響を与えないと心がけることには、特別な能力や難しいスキルは必要ありません。
派手なリーダーシップではないかもしれませんが、部下にとっては少なくとも安心できる存在になれます。
大事なのは、「この人には変に気を使わなくていい」と部下に思ってもらえること。
リーダーとして、完璧に信頼されるところまではいかなくても、最低限の安心感を与えることができます。
それだけでも、部下は余計なストレスを感じずに、自分の仕事に集中できるようになりますし、コミュニケーションが図りやすい関係性にはなれます。
例えば、部下のモチベーションを一生懸命上げようと苦労している人は、先ずはモチベーションを下げることを取り除くことを考える方がよいと思います。
■まとめ
もちろん、最終的にはより高いリーダーシップを目指すのもいいでしょう。
けれど、まずは「やってはいけないことをやらない」ことに注意を払う。
それだけで、リーダーシップの土台はぐっと強固なものになります。
リーダーシップは、何か特別な技術を身につけることだけがすべてではありません。
「部下にネガティブな影響を与えない」──。
このシンプルな視点を持つだけで、リーダーシップは確実に向上します。
「部下にポジティブな影響を与えるためにできること」というのも、
機会があれば書こうかと思います。
