鮮やかに彩られるおやすみさま
会津若松市の地域おこし協力隊員です。
(会津は大阪よりぜんぜん涼しいぞ)
大阪から移住して本気で思う今日この頃。
そんなん言うてたらーー。
7月29日、会津若松市では
観測史上最高の38.8℃が記録されましてん。
(なめられてたまるか!)
はやりの言葉で反撃に出たかのような猛暑のなか
翌30日、行仁地区の「八角神社」で開催されたのが
会津若松市伝統の夏祭り「お日市」です。

「おやすみさま」と呼ばれる八角神社。
そのお日市になんとなんと。
地域運営組織「行仁まちづくり協議会」が
今年初めて出店することになったのです。
(みんなめっちゃ気合入ってるやん)
今までにない取り組みもがんがんやります。
会津若松市立第一中学校にポスターをお願いしたり
行仁小学校の全生徒に塗り絵を配ったりーー。

小学生が元気に持ち寄る塗り絵が
境内にある「八角天満宮」に次々貼られていきます。
さらに初めての試み「巫女体験」は、
「会喜地域薬局グループ」の女性スタッフの協力があってこそです。

今年はとにかく初物づくしです。
会津若松スマートシティのシンボル
「AiCTコンソーシアム」スタッフは野菜の即売です。
八角神社に合祀されている
きゅうりの神様「津島天王社」にあやかって
冷やしキュウリも販売します。

ほんであんたは何してん?
(一日きゅうりかじってたんちゃいまっせ)
せっせと手伝ったのは、
行仁まちづくり協議会企画の利き酒イベント。
3つの酒蔵がある行仁地区。
「名倉山」「辰泉」「会州一」のPRです。
協力隊員の仕事はなんといっても地元を盛り上げることですから。

行仁3酒蔵に協力してもらった利き酒ですが
難しすぎて全問正解者はひとりも出ませんでした。
(これを反省点として来年は改善せなぁ)
ーー陽が沈み涼しくなるにつれて
いつしか人影はまばらになっていきます。
それでも最後まで人で賑わうお日市は
暑さに負けることなくひっそりと幕を閉じるのです。

よかった。よかった。
どこかからそんな声が聞こえてきそうな
「おやすみさま」に見守られたお日市でしたーー。
灼熱の太陽のした木々のあいだを吹き抜けるそよ風。
ふだん定例会の会議室でしか顔を合わせなかった協議会員。
行仁地区に住みながら訪れたのは初めてという親子。
クレープを頬張り仲良く歩く高校生カップル。
風といっしょに住民の笑顔が流れていきます。
いつもとは違う行仁地区の景色がそこにあります。
「おやすみさま」はそんな非日常を
住民のために贈ってくれたのです。

そしてなによりもお日市を鮮やかに彩ったのは、
小学生が自由に色を塗ってくれた塗り絵です。
思いがけない贈り物をもらったおやすみさま。
思わず笑顔を崩したことでしょう。
こうなったらこうなったで。
協力隊員のにったにはプレッシャーでしかありません。
(来年は今年以上に頑張らなぁ……)
