Windowsをやめて2年。OfficeもTeamsも、Linuxで“だいたい”仕事できています
Windowsの「待ち時間」に人生を奪われていないか?
「更新プログラムを構成しています。PCの電源を切らないでください 30%...」
朝、急ぎのメールを返そうとPCを開いた瞬間にこれが出たときの絶望感。
ファンが離陸しそうな勢いで唸り、Excelを開くだけでしばらく待たされる。
数年前に10万円以上で買ったはずのノートPCが、今やただの「重たい板」になっている。
そんなストレスに耐えかねて、私はWindowsをやめました。
それから約2年。私の仕事環境は Arch Linux に完全移行しています。
Linuxと聞くと「黒い画面に呪文を打ち込むOS」「エンジニア専用」というイメージがあるかもしれません。
でも、結論から言います。
事務仕事メインなら、Linuxで体感9割くらいは事足ります。
残りの1割は「社内の専用Windowsアプリ」「VBAマクロ」「たまに発生する細かい互換性」みたいな“例外枠”。
そこは必要なときだけ会社のWindows(RDP)に入る運用にすると、現実的に回ります。
※会社PCの持ち出し・私物端末利用・Web版利用可否などは、所属組織の規程に従ってください(私は許容される範囲で運用しています)。
検証:「いつもの仕事」はできるのか?
私が仕事(事務・企画系)で実際にどう運用しているか、嘘偽りなくレポートします。
1. Teamsは「ブラウザ版」でだいたい回る
社内のコミュニケーションは Microsoft Teams が中心ですが、私は基本 ブラウザ版で運用しています。
チャットはもちろん、通話や画面共有も、日常業務の範囲なら問題なく使えています。
ただし、ブラウザ版には「デスクトップ版と完全に同じではない」部分もあります。
例えば一部の機能が未対応だったり、ブラウザによって会議表示に制約があったりする。ここは割り切りポイントです。
それでも、重たいアプリを常駐させずに済む分、PC全体の動作は軽快。
「アプリがないこと」は、デメリットではなく「身軽さ」というメリットでした。
※たまにZoomを使うこともありますが、こちらもブラウザで完結することが多いです(環境次第)。Zoom
2. Officeは「ブラウザ」でだいたい回る(管理職なら特に)
WordやExcelは、今は Microsoft 365(Web版) がかなり優秀です。
私も最初は「レイアウト崩れない?」「機能足りる?」と不安でしたが、管理職の仕事って“ゼロから資料を作る”より、“見る・直す・チェックする”が中心なんですよね。
コメント確認
軽微な修正
体裁チェック
共有用の閲覧(レビュー・承認)
この用途なら、ブラウザ版で十分な場面が多いです。
(Wordについても、Web版とデスクトップ版で機能差はある前提で使うと割り切りが効きます)
ただし「VBAだけは無理」
ここは大事なのでハッキリ言います。
ExcelのVBAマクロは、Web版では作成・実行・編集ができません。
なので私はこうしています。
普段:Linux+ブラウザで回す
例外(VBA/専用アドインなど):必要なときだけRDPで会社のWindowsへ
これで「困ることがあるのは認めつつ、毎日のストレスは最小化」できます。
3. コスパ最強の「道具」としてのLinux
私が使っている Arch Linux は、必要な機能だけを自分で選んで入れるタイプのOSです。
ローリングリリースなので、常に更新しながら使っていくスタイルでもあります。
余計なバックグラウンド処理が少なく、数年前のPCでも驚くほどサクサク動きます。
勝手に再起動しない(自分でコントロールできる)
広告が出ない
メモリ消費が少ない構成にできる
最新のハイスペックPCを買わなくても、OSを変えるだけで手元のPCが蘇る。
この「コストパフォーマンスの高さ」 こそが、私が2年間Linuxを使い続けている理由です。
デメリット:あえて言うなら
正直、不便を感じることはだいぶ少なくなりましたが、あえて挙げるとすれば:
Teamsの通知:デスクトップアプリほどの細やかな通知統合はできません(ブラウザ通知中心)。
周辺機器:古いプリンターなど、設定が必要な場合があります
社内ルール:ここが最大の分岐点(使える・使えないは会社次第)
ただ、これらは「爆速で快適な操作性」というメリットの前では、些細なことに過ぎません。
まとめ:その古いPC、捨てる前に試してみて
もしご自宅に「遅すぎて使わなくなったWindows PC」が眠っているなら、捨てる前にLinuxを入れてみてはいかがでしょうか。
新しいPCを買い換えるよりずっと低コストで、あなたのPCは「仕事に集中できる道具」として蘇ります。
黒い画面(ターミナル)も、慣れれば「相棒」のように愛おしくなってきますよ。
