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【人生崖っぷち日記 #29】抜くか、生やすか。〜脱毛と発毛に金を使うという話〜

脱毛と発毛。
この、あまりにもアンビバレントな2つについて、
今日は正面から話したい。

生きるために必要かと言われたら、
たぶん必要ない。

でも、
自分でいるために必要かと聞かれたら、
うん、必要だと思っている。

こういうお金の使い方、
地味だけど、
結構大事だ。

盾と矛。
いや、
抜け毛と生え毛。

人生、
こんな選択を迫られるとは思ってなかった。

しかもこの二つ、
共通点がある。

どちらも
「やるなら早く決断しろ」
これに尽きる。


まずは、脱毛。

男なら一度は考える。
ヒゲ脱毛。

考えるんだ。
めちゃくちゃ考える。

「本当にヒゲ、いらないのか?」
「また流行ったらどうする?」
「中東行ったとき、ヒゲないと舐められるらしいぞ?」
(行く予定は、今のところ、ない)

もう、
脳内会議が長い。

でもね、
やると決めたら
行動しないと意味がない。

なぜなら、
年齢を重ねてからの脱毛は、
別の悩みが追加される。

まず一つ目。

40代半ばで脱毛を考えたとき、
こう思う。

「今までのヒゲ剃り時間、
 あれ何だったんだ?」

仮に1回5分。
毎日剃る。

1年で約30時間。
丸一日、
ヒゲ剃ってる計算。

人生のどこかに
「ヒゲ剃りデー」が
毎年あったことになる。

二つ目。

白髪ヒゲ問題。

レーザー脱毛は
黒い毛に反応する。

つまり、
白髪ヒゲは…残る。

結局、
白髪ヒゲだけ
最後まで剃り続ける未来。

それ、
ちょっと切ない。

だから言いたい。

もし若いうちに
「やる」と決められたなら、
やってしまえ。


続いて、発毛。

こっちは、
もっと切実。

「あれ?」
「前髪、薄くない?」
「ん?」
「なんか、地肌見えてない?」

気づく。
でも、認めない。

人は簡単に
自分の薄毛を認められない。

鏡では見ない角度がある。
写真は全部「たまたま光が…」で済ませる。

でもある日、
誰かに言われる。

「ちょっと…来てない?」

この瞬間、
ようやく認める。

AGA治療は、
どうやら毛根が死んだら終了。

薬は、
ハゲを戻すというより
止めるためのもの

つまり、
遅いと意味がない。

私は、
ギリギリだった。

もっと早く決断していれば、
と思うこともある。

月3000円。
フィナステリド。

私は大手に相談した。
海辺っぽい名前の、
あの大手だ。

医者に、
恥ずかしげもなく聞いた。

「ワカメって意味ありますか?」

……
だいたい、意味なかった。

自分が集めてきた
薄毛知識の9割は
都市伝説だった。


お金の使い道は、人それぞれ。

何が正解かなんて、
誰にもわからない。

でも、
リミットがあるものは、
早めに決断した方がいい。

脱毛も、
発毛も、
時間が最大のコスト。

私は、
抜くところは抜いて、
生やすところは生やす。

そんなお金の使い方を選んだ。

贅沢かもしれない。
無駄かもしれない。

でも、
鏡を見たときに
「あ、まあ悪くないな」
って思えるのは、
案外、生きる力になる。

崖っぷちでも、
身だしなみくらいは
保ちたい。

今日も私は、
抜け毛と生え毛の間で、
静かに戦っている。

これが、
今の私の
お金の使い道だ。

#私のお金の使い道

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