[1-2.6]アラム人、フェニキア人(ドキュメントver)
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MQ:シリア・パレスチナ地方で多くの民族が台頭したのはなぜか?
― アラム人・フェニキア人から読み解く「交易の十字路」 ―
シリア・パレスチナ地域は、古代オリエント世界の中でも特に多くの民族が登場した場所です。
その理由は、地図を眺めるとすぐに見えてきます。
メソポタミア文明とエジプト文明という二大文明の“ちょうど間”に位置し、さらに地中海にも開けている。
この地理的条件が、歴史の流れを大きく左右しました。
SQ:なぜシリア・パレスチナ地域では交易が活発だったのか?
商人の気持ちになって考えると、とても理解しやすいです。
エジプトの商人がメソポタミアへ商品を運ぶとします。
しかし距離が長い。途中で取引できる場所があれば楽ですよね。
メソポタミア側の商人も同じ気持ちです。
「じゃあ中間地点で落ち合いましょう」
人間の行動原理は今も昔も変わりません。
その“落ち合う場所”が、まさにシリア・パレスチナでした。
歴史法則:複数の大国に挟まれた地域は中継貿易で栄える。
■ 「海の民」がもたらした勢力の空白
前13世紀頃、地中海世界に突如現れた「海の民」。
彼らはヒッタイト帝国を滅ぼし、エジプト新王国とも激突しました。
その結果、シリア・パレスチナ一帯では大国の支配が後退し、勢力の空白地帯が生まれます。
そこへ登場したのが、
アラム人
フェニキア人
ヘブライ人
という新たな民族たちです。
■ アラム人 ― 陸の交易を制した民族
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