2026年 男子テニス ATP500 カタールオープン
基本情報
大会名:「カタールオープン(Qatar ExxonMobil Open)」
開催地:カタール,ドーハ
グレード:500
サーフェス:ハード(屋外)
開催日程:2026/2/16~2/21
ドーハの地で開催されるカタールオープンは、2025年よりATP250からATP500へと格上げされ、特にトップ選手が集結することから「2月のマスターズ」とも呼称されるほどの大会です!
前回大会の振り返り
前回大会(2025)優勝者:A.ルブレフ
前回大会(2025)準優勝者:J.ドレイパー (イギリス)
前回大会(2025)ベスト4:F.オジェ=アリアシム (カナダ), J.レヘチカ (チェコ)
昨年のカタールオープンを制したのはA.ルブレフ選手(Rublev)です。
ATP500グレードに格上げされた記念すべき初年度に、第5シードとして出場しました。
1回戦では現在トップ10のブブリク選手、2回戦ではボルジェス選手に対して1時間程度の試合時間でストレート勝ちの圧倒的なテニスで順調に勝ち上がりを見せました。
準々決勝では第2シードのデミノー選手、準決勝では当時2月の時点でシーズン2つのタイトルを獲得しているアリアシム選手と対戦し、2試合いずれも2時間30分を越える大熱戦を繰り広げ、最終セットのタイブレークを奪取しての劇的決着を連続でやってみせました。
激闘の末に切符を掴んだ決勝戦では、第8シードのドレイパー選手と対戦。
試合序盤、ルブレフ選手は超高速フォアハンドに加え、この日はバックハンドでも主導権を掌握。ベースラインの内側へ果敢に踏み込む攻撃で第1セットを奪います。
第2セットに入ると、ドレイパー選手が巧みなドロップショットで揺さぶりをかけ、要所でポイント獲得してセットをタイに戻します(ルブレフ選手が感情を爆発させる場面もありました)。
最終セットは、第2ゲームでブレークに成功したルブレフ選手が試合を完全掌握。5ゲーム連取したルブレフ選手にドレイパー選手は集中力を取り戻せず、7-5,5-7,6-1で優勝を決めました。
ルブレフ選手は、自身キャリア初の同一大会2度目(2020年以来)の優勝を遂げ、ATP500格上げ後の初代チャンピオンとなりました。
R32 A.Bublik 6-3,6-4
R16 N.Borges 6-3,6-4
QF A.de Minaur(2) 6-1,3-6,7-6
SF F.Auger Aliassime 7-5,4-6,7-6
F J.Draper(8) 7-5,5-7,6-1
過去大会の主な優勝者
K.ハチャノフ -2024年優勝
D.メドベージェフ -2023年優勝
N.ジョコビッチ -2016,2017年優勝
A.マレー -2008,2009年優勝
R.フェデラー -2005,2006,2011年優勝
カタールオープンは、1993年から開催されておりますが、ビッグ4が複数回優勝記録を持つなど、豪華な記録が残ります。
マレー選手がATPツアーレベルでの決勝戦を戦った最後の大会、それが2023年のカタールオープン大会です。決勝戦ではメドベージェフ選手との激闘となりました。
2023年から2025年は連続してロシア出身の選手が優勝しており、今年も優勝となれば4連覇となります。
主な出場選手
シード選手の紹介(ランキングはシード確定時点)
[1] C.アルカラス (スペイン) -1位 (22歳) -全豪優勝!
[2] J.シナ― (イタリア) -2位 (24歳) -全豪ベスト4[3] A.ブブリク (カザフスタン) -10位 (28歳) -全豪ベスト16
[4] D.メドベージェフ -11位 (29歳) -全豪ベスト16
[5] A.ルブレフ -15位 (28歳) -全豪R32
[6] J.メンシク (チェコ) -18位 (20歳) -全豪ベスト16
[7] K.ハチャノフ -18位 (29歳) -全豪R32
[8] J.レヘチカ (チェコ) -19位 (24歳)-全豪R128
カタールオープンでは、シード枠は8枠設定されています。
全豪のタイトルを手中に収めた世界ランキング1位のアルカラス選手、世界2位のシナ―選手が出場するという大注目の大会となりました。
また、同週開催のATP500グレードリオオープンと比べても、第8シードのレヘチカ選手の方が、リオ第1シードよりもランキングが高い(シード確定時点)という、かなりハイレベルなラインナップとなっております。
過去3大会でタイトルを獲ったルブレフ選手、メドベージェフ選手、ハチャノフ選手もシードの他、前週のABNアムロオープンでベスト4入りをしたブブリク選手も第3シードとして出場します。
全豪ベスト16出場も、無念の棄権となってしまったメンシク選手は第6シードとして復帰戦に挑みます。
その他の主な出場選手
U.アンベール (フランス) -37位 (27歳)
T.マハーチ (チェコ) -31位 (25歳)
S.チチパス (ギリシャ) -32位 (27歳)
J.シャン (中国) -259位 (21歳)
カタールオープンでは、シード外にも注目の選手が多くいます。
アンベール選手は、前週のABNアムロオープンでベスト4に入りました。
マハーチ選手やチチパス選手も、今大会で上位に食い込むポテンシャルを持っています。
復帰を目指すシャン選手は、プロテクトランキングを使って本戦入り。ランキングは259位ながらも、今年の香港オープンや全豪オープンで善戦し、復活の兆しを見せています。
注目ポイント
史上最速の生涯グランドスラム達成後の初大会
先月の全豪オープンで見事優勝を果たし、史上最速の生涯グランドスラム達成という歴史的な偉業を打ち立てたアルカラス選手。
生涯グランドスラム達成の王者としての挑戦がここから始まります。
そのアルカラス選手に大きな壁として立ちはだかるのはもちろんシナ―選手でしょう。全豪オープンでは、直接対決は叶わず終わったため、決勝戦で対戦することになれば、今シーズン公式戦初対戦となります。
ロシア出身選手で紡ぐ4連覇達成はなるか
2023年にメドベージェフ選手、2024年にハチャノフ選手、そして昨年にルブレフ選手が優勝を果たしたカタールオープン。
灼熱の地ドーハで、極寒の地出身選手が3連覇を成し遂げた中、今大会でも彼らがシードとして優勝を目指します。
ちなみに第3シードのブブリク選手は、国籍はカザフスタンですが、ロシア出身の選手ですよ。
ボトムハーフに潜むチェコ勢
アルカラス選手の最大対抗馬となるシナ―選手が属するボトムハーフには、伏兵が待ち構えています。
第6シードのメンシク選手、第8シードのレヘチカ選手、マハーチ選手は、いずれもチェコ出身の強豪選手です。
レヘチカ選手は昨年のカタールオープンでベスト4に入っています。
マハーチ選手とメンシク選手は、全豪オープン前週のアデレード国際(ATP250)とASBクラシック(ATP250)にてチェコ勢同時優勝を果たしました。
メンシク選手は全豪オープンでもベスト16に進出。
マハーチ選手は、3回戦にて第5シードのムゼッティ選手と4時間30分に及ぶ死闘を繰り広げました。
絶対王者のシナ―選手を彼等が止めることが出来るのか注目です。
勝手に結果予想
筆者が勝手にベスト4を予想します。
正解は来週までのお楽しみです。
優勝予想: J.シナ― (イタリア)
準優勝予想:C.アルカラス (スペイン)
ベスト4予想:J.レヘチカ (チェコ)
ベスト4予想:A.ルブレフ
先週の大会…
